Pinkoi 台湾

2011年、「世界中のデザイナーの力になりたい」と思い立った3人が立ち上げたオリジナルデザイングッズのオンラインショッピングサイト、「Pinkoi(ピンコイ)」。

「良いデザイン、良い暮らし」をコンセプトに台湾でサービスを開始し、創業から約4年後の今、会員登録数は60万人、取り扱う商品数40万点、世界63ヶ国へ商品を発送するアジア最大級のオリジナル商品のショッピングサイトとしてサービスを展開。現地、台湾人女性はPinkoiの取り扱うユニークで可愛いデザインの商品にメロメロ。その人気は台湾からアジアへ広がり、急速にファンを増やしています。

そして、Pinkoiの共同設立メンバーの一人でCEOを務めるのがPeter Yen(ピーター・イェン)氏です。今回、Pinkoiのスタッフからメッセージをいただいたことがきっかけで現地へ飛び、Peter氏へインタビューの機会をいただくことができました。

日本では2014年末から本格的にサービスを開始、公式HPやアプリを通じて商品を購入することができるようになり、今後のサービス充実が期待されるPinkoi。台湾発のオリジナルデザイン・オンラインショッピングサービスのニューウェーブとして、オンラインショッピング業界に新しい風を吹き込むPeter氏へのインタビュー、お楽しみください。

1. 台湾人女性の間で人気爆発中のオリジナルグッズ・オンラインショッピングサイト「Pinkoi」

——ご自身、またPinkoiについてのご紹介をお願いします。

Peter氏:私はPeter Yen(ピーター・イェン)、Pinkoiの共同設立メンバーの一人で現在、CEOを務めています。Pinkoiは約3年前、私を含む、Maibelle Lin(マイベリー・リン)、Mike Lee(マイク・リー)の3人で設立しました。

Pinkoiはデザイナーのためのオンラインショッピングサイト兼オンラインコミュニティーサイトです。ユーザーはPinkoiのショッピングサイトを通して、商品を購入したり、またデザイナーの方であれば自身の商品をPinkoiへ出品し、出品者として販売することができます。

Pinkoi 台湾私たちPinkoiは、「デザイナー、メイカー、作家、職人と呼ばれる方たちのブランドの認知力を高め、彼らのビジネスの手助けをする存在になる」というビジョンをもっています。

私たちはアジアの才能あるデザイナーの方々がPinkoiという一つのコミュニティーに集まり、デザインが好きな方、デザインのあるライフスタイルが好きな方、商品を自分好みにカスタマイズしたい方など、多くの人がPinkoiに訪れた際に彼らの欲しい商品が見つかるようなサービスを提供できるように日々、奮闘中です。

2. 「デザイナーの力になりたかった」3人の物語

——起業のきっかけはどのようなものでしたか?

Peter氏:Pinkoi設立のきっかけは、私を含む、Maibelle、Mikeの3人が「才能あるデザイナーのために何かできないだろうか」と同じ情熱を抱いていたことが始まりでした。

私とMikeはエンジニアで、Maibelleはイラストレーター兼デザイナー。Maibelleがデザインを作り、私とMikeがサイトを構築するといった形で、内に秘めた情熱と各々のスキルとを組み合わせて、Pinkoiの元となる「デザイナーのためのオンラインプラットフォーム」を作り、3人でPinkoiをスタートさせました。

Pinkoi 台湾

3. 実は日本語が由来?のネーミング

——Pinkoi(ピンコイ)という名前の由来についてご紹介頂けますでしょうか。

Peter氏:まずサービスを始める前、私たち3人は「オンラインショッピングを楽しんでいるのは80%以上が女性」という点に着目しました。なので、ロゴのデザインを考え始めた時、「まず女性の目に止まるロゴにしよう。ならば、女性らしさを表す色を探すのはどうだろうか。」というところがスタートでした。

….そして、3人で考えついた色が「ピンク」でした。

ロゴに使う色はピンクに決まりましたが、次は「どのようなネーミングにしようか…」と悩んでいました。ネーミングに悩んでいた日々、ふと私たちは「将来の私たちのサービスの市場」について考えました。そこで、アメリカや、カナダをはじめとする北アメリカは非常に大きなマーケットだと感じていましたが、同時に日本も非常にポテンシャルのあるマーケットだと感じていたので、「英語だけではなく、日本人にとってわかりやすいように日本語も取り入れたネーミングにする必要がある」と考えました。そのような背景があり、私たちはロゴのネーミングを決めるにあたり、英語と日本語、両方の意味をもつネーミングや言葉を探し始めることにしました。

そこで、「こい(Koi)という言葉はどうか?」と案があがりました。

なぜなら、日本語の「こい」は、「鯉(*魚)」と「恋」の2つの言葉と意味があり、また日本語の「恋」は英語で「LOVE」を意味するので、私たちがネーミングを考えるときに押さえたかったポイント、「英語と日本語の両方の意味をもつ言葉」にぴったりだと思ったからです。また私たちは、私たちのサービスを通じて、ユーザーの方に才能あるデザイナーが手がける商品を「愛して」欲しいという想いをもっていたので、「こい」という言葉がちょうどいいと考えたのです。Pinkoi 台湾

そして、ロゴに使う色は「ピンク(Pink)」、ネーミングは日本語で「鯉」と「恋」の意味をもち、英語では「LOVE」の意味をもつ言葉の「こい(Koi)」、シンボルは鯉をモチーフにした「魚」、すべてを結びつけ「Pinkoi(ピンコイ)」という名前が生まれました。

さらに、実はPinkoiのロゴにはもう一つ、隠れた意味があります。それは私たちの名刺の裏にプリントされた「星」のマークにあります。先ほどもお伝えしましたが、私たちはすべてのデザイナーを尊敬しています。喩えて言えば「デザイナーは、夜空に光る星」のような存在だと考えていますので、その想いを表現するためにあえて星のマークを名刺にデザインしています。

Pinkoi 台湾

想像してみてください。ふと夜空を見上げえれば、きっといくつかの星(デザイナー)たちが目に映るでしょう。しかし、もし望遠鏡を覗き込んで空を見上げてみると、、どうでしょうか。今まで見えなかった星(デザイナー)たちの存在に気づくのではないでしょうか。

今まで見たことがない、出会ったことがない新しい星(デザイナー)を探し出す。それがまさに私たち、Pinkoiがチャレンジをしていることそのものです。そして、新たな星たちを発掘し、ユーザーとの懸け橋となるために日本を含めたアジアで活動を進めています。

最後にデザイナーは星のような存在と喩えましたが、私にとっては一緒に働くチームのスタッフも皆、星のような存在だと考えています。Pinkoiの星(スタッフ)たちが、次世代の星(デザイナー)たちを探し、星(スタッフ)と星(デザイナー)が一緒になることで、より強い光(価値)を生みだす。そんな良い循環が生まれて欲しいと願い、今日もアジア中で新しい星探しに力を注いでいます。

4. 創業時に頭を悩ませた「発音の違い」

——Pinkoiをスタートした当時のエピソード、特にPeter氏の中で記憶に残っている出来事をお聞きできますでしょうか。

Peter氏:さきほど、Pinkoiの名前の由来についてお話しをしましたが、その延長線として忘れられない出来事があります。というのも、私たちがサービス名を正式にPinkoiと決め、サービスを開始した直後、ファーストユーザーである台湾人からネーミングについての不満を聞くことが多かったのです。シンプルに言えば、「Pinkoiという名前が覚えられない」と(笑)

そこでハッと気づいたのです。Pinkoiの名称を構成する言葉の「Pink」と「Koi」は日本人やアメリカ人にとっては理解しやすく、また発音しやすいものであるのに対して、ここ台湾ではそれが正反対ということに。つまり、せっかく考え抜いたネーミングも、台湾人にとって「Pinkoi」という名称は理解しにくく、発音の仕方すらわからないものだったのです。

特に台湾人にとって「そもそもKoi(こい)とは何?」という状態だったので、スタート当時はPinkoi(ピンコイ)のことを「ピッキー」 、「ピンコー」、「ピンポー」と呼び、誰も正しく発音してくれませんでした(笑)

しかし、そんな状況でも悲観的になることはありませんでした。サービスの規模が拡大し、知名度が上がってきた時にはきっと誰もが正しく「ピンコイ」と発音してくれるだろうと信じていたからです。そして3年後、今では誰もが正しく「ピンコイ」と呼んでくれるようになりました。

5. Peter氏へ影響を与えたハンドメイド・オンラインショピングサイトのパイオニア

——Pinkoiをスタートするにあたり、影響を受けた人やサービスがあればお聞きできませんでしょうか。

Peter氏:影響を受けた存在といえば、 アメリカのハンドメイドオンラインショッピングサイト「Etsy(エッツィー)」がそうでしょう。

Pinkoi 台湾

Pinkoiを始める前、私は米国サンフランシスコ州のシリコンバレーで働き、キャリアの大半の時間をアメリカ西海岸で過ごしていました。もともとEtsyが好きだった私は、まだEtsyが有名になるずっと前から、いちユーザーとしてEtsyを利用していました。

そして、Etsyが国境を越えて多くのデザイナーを繋ぎ、成長していく姿を見て、いつしか憧れと尊敬の気持ちでその様子を見守っていました。そういった経緯があり、 Etsyは私にとって非常に多くのインスピレーションを与えてくれた存在だと考えています。(*Etsyは2015年4月15日に米NASDAQへ上場)

6. Pinkoiが直面した壁と踏み出した大きな一歩

——設立から3年の中で、最もチャレンジングな出来事、イベントはどのようなものでしたか?

Peter氏:毎日がチャレンジですが、私にとってこの3年で最もチャレンジングな出来事は、日本を含めインターナショナルチーム作りを始めたことでしょう。特に日本でもそうですが、異国で私たちのビジョンを十分に理解し、チームにジョインしてもらえる人材を見つけるのは非常にタフな作業です。

近年、私たちは日本、香港、タイにそれぞれインターナショナルチームを作りました。異国での人材集め、オフィス作りなど困難ばかりでしたが、無事チームが出来上がった今を振り返ると、私はこのインターナショナルチーム作りのチャレンジがPinkoiにとって大きな一歩になったと感じています。

7. アジア最大級を誇るオリジナルグッズのショッピングサイトとして

——現在のPinkoiのサービスの規模、また利用者について教えてください。

Peter氏:Pinkoiの主なユーザーは20〜40代の女性が中心で、会員登録数は60万人を超えるサービスとなっています。現在、アジアを含む世界で約20,000人のデザイナーの登録があり、彼らのデザインした商品の合計約40万点以上がPinkoi上で販売されています。

Pinkoi 台湾

商品カテゴリーはアクセサリー、靴・鞄、文具、ファッション、インテリア、家電・デジタルグッズ、オーダーメイドグッズの7カテゴリーがあり、ご自身への注文もそうですが、家族、友人、恋人など「大切な人へのギフトを探す場」として利用いただく方が非常に多いと感じています。

日本の方にも利用いただけるように、日本語版のショッピングサイト、アプリも用意していますので、スマートフォンからでも手軽にPinkoiへアクセスし、商品の購入を頂くことが可能です。

公式アプリのダウンロードはこちら

——なぜ、Pinkoiは女性から絶大な支持、人気を得ることができているのでしょうか?どのような点が女性ユーザーのハートを掴んでいるのでしょうか。

Peter氏:Pinkoiのユーザー、特に女性に刺さるキャッチーなポイントを挙げるとすれば、心をワクワクさせるユニークな商品を販売していること、そしてカスタマイズできる商品を取り扱っていることが挙げられるでしょう。

Pinkoi 台湾

例えば、女性向けの鞄を例に挙げると、ユーザーは注文時に商品に自分の名前を刻印できるオプションをつけることができます。ちょっとしたことかもしれませんが、ひとつとして同じものはないユニークな商品、オリジナルの商品を探している人にとっては非常に魅力的なのです。

他のオンラインショッピングサイト、日本で言えばAmazonや楽天は日用品を探し、購入する場として非常に便利だと思います。

販売する商品は彼らと異なりますが、彼らのようにPinkoiは小洒落たデザイナーズ商品、他に同じものはないユニークな商品、ハンドメイドの温かみのあるライフスタイル商品、そしてカスタマイズできる商品を探し、購入する場として便利な存在になりたいと考えています。

——台湾でのハンドメイドグッズの人気はいかがでしょうか?

Peter氏:ここ台湾でも、ハンドメイド商品への人気は非常に高くなってきています。

私が思うに台湾人はハンドメイド商品に対して、その価値に気づき、評価し始めているのだと思います。ひと昔前、恐らく台湾人の多くにとってハンドメイド商品とは、「高価なものは非常に高価で、安価なものは非常に安価なのも」というような印象だったのだと思います。

Pinkoi 台湾

しかし、今はインターネットとスマートフォンがあります。今までとは比較にならないほどの多くの情報にアクセスでき、手軽に情報を得ることができる世の中になったことで、それが逆に彼らの中でハンドメイド商品への価値に気づくきっかけとなっているように感じています。

——以前の取材「【人気デザイナーTOP3】台湾生まれのハンドメイドグッズ オンラインショッピングサイト「Pinkoi(ピンコイ)」で紹介をしましたが、Pinkoiで販売されている商品はどれも非常にデザイン性が高く、ユニークで、クオリティーが高いものばかりです。台湾のデザインやデザイナーの特徴についてお聞きできませんでしょうか。

Peter氏:一言に「デザイン」といっても、世界的に見れば各国で異なり、それぞれに特徴があると思います。例えば、日本が良い例です。日本のデザインは無印良品に代表されるような「洗練されたシンプルさ」が特徴ではないかと思います。他の例を挙げると、例えばタイはカラフルで、見ていて楽しくて、エンターテインメント性を感じるデザインが多いと思います。

そして、ここ台湾のデザインはというと、「日本とタイを融合させたデザイン」だと考えています。台湾のデザイナーは、タイと日本の影響を受けているので、台湾で見るグッズはカラフルでシンプルなデザインのもの、いわゆる「ミニマルデザイン」のアイテムが多くなってきていると感じます。

特に台湾人は日本のカルチャーが大好きなので、多くのデザイナーは日本のカルチャーや最新のデザインのトレンドに影響を受け、新しいデザインを生み出しています。もともと、台湾人が日本を好きということも大きいですが、デザインにおいて日本が台湾のデザイナーに与える影響は大きいでしょう。

8. 台湾を訪れる観光客へ、一度は訪れて欲しいオリジナルの活字印鑑が作れるお店

——Pinkoiのカテゴリーには「オーダーメイド」というカテゴリーがありますが、台湾でポピュラーなオーダーメイドグッズがあれば紹介をお願いします。

Peter氏:ポピュラーなアイテムをひとつあげるとすると、創業40年続く活版印刷店「日星鑄字行(Rixing Type Foundry)」がそうでしょう。

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「日星鑄字行」は、今ではほとんど目にする機会がなくなった活版印刷のお店で、レトロで味のあるオリジナルの活字印鑑作りができると口コミが広まり、観光客中心に好評を得ています。

自分向けにも、また友人へのギフトにもぴったりなので、気になる方はぜひPinkoiのショッピングサイトでもチェックしてみてください。

日星鑄字行・Pinkoi公式ページはこちら

——Peter氏が考える「カスタマイズの魅力」とはどのようなものだとお考えでしょうか。

Peter氏:顧客にとって他に同じものはないユニークな商品を作れること、それがカスタマイズの魅力だと思います。

例えば、もし私が誰かの為のギフトとして、何かの商品をカスタマイズしたとしましょう。そのギフトは商品として他に同じものはない存在となりますが、同時にギフトとして贈られる人にとっても他にはない世界に一つだけのギフトになります。誰かのためにオンリーワンのギフトを作り、プレゼントをする。贈る側、贈られる側にとってもその瞬間はずっと記憶に残る”特別なもの”になるでしょう。

また誰かのためだけではなく、自分のための商品でも同じことが言えます。カスタマイズをして注文をするという行為は、言い換えれば「その時の自分自身を表すもの」と言えるでしょう。一人一人にとってカスタマイズをし、注文をした瞬間は特別なものなので、必然的にその商品も他の商品にはない特別な存在となるでしょう。

9. Pinkoi Japanの設立と日本へのサービス展開について

——2014年末から本格的に日本でのサービス展開を始め、2015年春、代官山にPinkoi Japanオフィスを構えましたね。日本で本格的にサービスを展開する背景についてお聞きできますでしょうか。

Peter氏:日本はハンドメイドグッズやオリジナルデザイングッズにおいて、非常に高いポテンシャルをもつマーケットと感じています。私たちは日本にはまだまだその才能が発掘されていない、スポットライトが当たっていない多くのデザイナーがいると信じています。

東京には才能ある多くのデザイナーがいると思いますが、私たちのすべきことは視野を広げて、まだその才能にスポットライトが当たっていないデザイナーを発掘することです。もちろん、私たちも「彼ら」がどこにいるのかは手探りの状態です。もしかしたら、大阪なのかもしれない、京都なのかもしれない、いや北海道なのかもしれない、と試行錯誤の日々です。

才能あるデザイナーを見つけることは簡単でありませんが、私たちPinkoiは首都圏からローカルなエリアまで、常にアンテナを張り、「新しいスター」の発掘に力を注いでいますので、この努力が実を結び、良いデザイナーとの巡り合いに繋がると信じています。

——ここで一人のユーザーとして質問をさせてください。もし、Pinkoiで商品を購入し、商品が手元に届いた時に破損や傷があった場合は、サポートなどは受けられるのでしょうか

Peter氏:もし、商品にトラブル、破損があればカスタマーサポートが必ず対応します。仮に届いた商品に破損があった場合、PinkoiのHPへアクセスし、お問い合わせからカスタマーサポートへ相談してください。

商品が届いて破損や傷がついているのを見て、笑顔になる人はいません。Pinkoiのカスタマーサポートは常にデザイナーとお客さまの間に立ってトラブルの解決に取り組み、より良いショッピング体験の提供をお約束しますので、安心してください。

10. 新オフィスに設置した、こだわりの「ピンク色のパイプ」

——この夏にオフィスを移転されたようですが、新しいオフィスでの仕事はいかがでしょうか。また新しいオフィスへの移転にあたり、お気に入りのポイントがあればご紹介いただけませんでしょうか。

Peter氏:以前のオフィスは比較的小さいオフィスでしたので、広々としたオフィスに非常に満足しています。広々としたオフィスで働くことは、スタッフのクリエイティビティーを向上させ、より良いサービスが生まれるきっかけ作りにも影響します。

新オフィスのお気に入りのポイントは、オフィス内に設置した「ピンク色のパイプ」です。普通の目線で見ると「ただのピンク色のパイプ」なのですが、実は天井からパイプを見下ろすと、その形は「∞(無限大)」になっています。

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もちろん、ここにも私たち3人の意図があり、「無限の創造性を発揮しよう」、「サービスの可能性を無限に広げよう」、「デザイナーとお客さまのためにできることを無限大に広げよう」という想いを込めて、新オフィス移転にあたり設置を決めました。

私たちは情熱あるデザイナーのために役に立つ存在になりたいと考えていますので、新オフィスのデザインは私たちのビジョンを投影した場となっています。

11. Peter氏からのメッセージ

——Peter氏の中で大切にしている言葉、ご自身の座右の銘があればお聞きできませんでしょうか

Peter氏:「どのようなフィールド、仕事でも情熱をもち、自分の信じた道を進めば、誰でも飛び抜けた存在、特別な存在になれる。」と信じています。

Pinkoi 台湾

——2015年のビジョン。そして、2016年にかけてのビジョンをお聞きできませんでしょうか

Peter氏:2015年は私たちのビジネスをより世界へ広げることに情熱を注ぎます。そして、2016年はその努力を継続させることをビジョン、テーマにサービスの舵を切っていきます。

アジア圏では、新しく日本とタイでチームが立ち上がりましたので、今後は本格的に英語圏へのサービス拡大を視野に入れています。英語圏のデザイナーの方にPinkoiへ参加していただき、Pinkoiのコミュニティーを活用してデザイナーとユーザーの間で新しいコミュニケーションが生まれることを願っています。

最後にPinkoiは世界中のデザイナーとユーザーを繋ぐオンラインショピングサイト、オンラインコミュニティーを目標に前進していきます。国境、国籍を超えて世界中のデザイナーのためになる「デザインコミュニティー」となり、ハンドメイドグッズやオリジナルデザイングッズを通じて世界を繋げ、良いデザインのあるライフスタイルと良いデザインがあることで生まれる笑顔を届けるサービスを目指していきます。

紹介サービス

【サービス名】Pinkoi(ピンコイ)
【創業】2011年〜
【公式HP】http://jp.pinkoi.com


Special Thanks to Peter Yen, Maibelle Lin, Mike Lee, and Ms.Migo.
Interviewed by Masahiro Takahashi
2015.10.07.