【2022最新】オーダースーツをネットで作れる国内ブランド6選
こんにちは!カスタマイズプラスマガジンの管理人(@maataroudesu)です。
この記事では、ネットでオーダースーツが作れるお店について知りたい人のために「オーダースーツをECサイトで購入できるブランド(サービス)」に関する、最新情報をお届けします。
記事を書いている自分自身、2015年より「ネットでオーダーメイドを世の当たり前にする」という志をもって、カスタムオーダー領域の事業に携わってきました。そのような背景があり、業界人としても一人の顧客としても、情報の鮮度や質には自信があります。
ここ数年、新しいブランドが立ち上がり、オーダーメイド業界自体も盛り上がっているのを感じていますので、読者の方にもこの”熱”が伝わるように書いていきます。
※ちなみに、この記事では「ネット = ECサイト(通販サイト)or アプリ」を意味しています。
もくじ
・はじめに
・オーダースーツをネットで注文できるブランド6選
・あとがき
はじめに
結論から言うと、この記事は「情報の鮮度」なら絶対に負けないと考えています(笑)「オーダースーツをネットで購入できるお店を知りたい」という方の役に立つ自信があります。
理由はいくつかありますが、主な理由はネットでオーダースーツが作れる情報(記事やコンテンツ)はあっても、オーダースーツ専門店が「通販」で買えるようになったことを紹介しているだけで、「新しいブランドやサービスとの出会いがないと感じたため」です。
つまり、オーダースーツをネットで買えるお店を知りたいと思っても、最新情報をサクッと教えてくれる記事がないと思いました。
そんな課題感があったので、この記事ではその辺を払拭できるような1記事にしたいと思います。
また調べれば調べるほど、大手紳士服企業が新しく始めたブランドや立ち上がったばかりの小規模ブランドが混在し、「調べていくうちに、検索疲れをしてしまうんじゃないかな(笑)」と思いました。
そのため、この記事で紹介するブランドは、
・ビジネスシーン向けの商品を取り扱っている
・独自の商品やサービス(体験)を展開している
・大手の新ブランド、またはベンチャーが運営する新ブランドのどちらかに該当する
という軸に絞っています。ここに該当していないブランドは紹介していないので、あらかじめご理解の上、読み進めてください。
ネットでオーダースーツが注文できるブランド6選
1. KASHIYAMA the Smart Tailor(カシヤマ・ザ・スマートテーラー)
2017年にオンワード樫山がスタートした、新しいオーダースーツブランドです。
もともと、オーダースーツ専門店として「Sebiro&co.,(セビロ アンド コー)」というブランドを運営していましたが、ブランドリニューアルをし、「KASHIYAMA the Smart Tailor」として生まれ変わりました。
結論から言うと、納期が【最短1週間】とずば抜けて早いです。
利用方法は、一度、採寸をし、その後、体型データがマイアカウントに登録されるので、登録後はオンラインストアからオーダーが可能、という仕組み。あと【出張採寸】があるのも忙しい人にはありがたいですね。
スーツは1着30,000円〜で、セットアップも同様の価格で販売されています。仕事着のビジネスカジュアル化が進んでいるので、実はセットアップも推しです!
公式サイト
https://kashiyama1927.jp/
2. DIFFERENCE(ディファレンス)
紳士服のコナカが2016年に立ち上げた、新しいオーダースーツブランドです。「プロのテーラーが採寸し、注文はアプリで」という購入体験は他にはないスタイルです。
結論から言うと、【とにかく店舗へのアクセスがいい】です。理由は、紳士服のコナカさんのネットワークがあり、店舗は東北から九州まで店舗も幅広く出店エリアをカバーしているためです。
スーツは1着38,000円〜なので、価格帯は既製品を買うのと同様レベルです。ほか、お公式Instagramでコーディネートの投稿の更新頻度が高く、「あ、この合わせ方いいな」と思う投稿が多く、参考にしています(笑)
3. STORY&THE STUDY(ストーリー アンド ザ スタティー)
三陽商会が2019年9月にスタートした、初のパーソナルオーダースーツブランドです。
テーラーの採寸に加え、さらに身体の特徴を「3D Fitting Analyzer(3D解析ツール)」を使い計測することで、一人一人の体型・姿勢を立体的に解析してくれます。
一号店目の「GINZA TIMELESS 8」に足を運んで見ましたが、その道のプロフェッショナルを感じるスタッフの方々に親切にご対応いただきました。
スーツは1着49,000円〜で、まだスタートして間もないブランドですので、引き続き応援していきたいです。
公式サイト
https://www.story-study.com/
4. Quality Order SHITATE(クオリティー・オーダー・シタテ)
青山商事が2019年9月に立ち上げた、新しいオーダースーツブランドです。
オーダースーツ専門店としては「ユニバーサルランゲージ・メジャーズ」というブランドを運営していましたが、第二のブランドとして加わりました。
結論から言うと、【低価格と店舗へのアクセスがウリ】です。
1着29,000円〜で、洋服の青山(約20店舗)とスーツカンパニー の店舗(約50店舗)で店舗受注をスタートしているので、低価格でオーダースーツを試してみたい、という人向けなのだと思います。
こちらもまだ始まったばかりのブランドなので、引き続き応援していきたいです。
公式サイト
https://www.qo-shitate.jp/
5. UNBUILT TAKEO KIKUCHI(アンビルト タケオ キクチ)
アパレル大手「ワールド」が2018年に立ち上げた、新しいブランドです。
オーダースーツを注文できるお店ではなく、「オーダーセットアップ」を注文できるお店だと解釈していますが、仕事着のビジネスカジュアル化が進んでいるので、あえてブランド紹介に含めました。
結論、オーダーを軸にさまざまな「働く」に合う【セットアップのイメージを連想】させてくれるコーディネートが多いです。
店舗がまだ渋谷にしかないので試験的?な取り組みかなと推察していますが、引き続き応援していきたいです。
公式サイト
https://unbuilt.jp/
6. FABRIC TOKYO(ファブリック トウキョウ)
最後に自社紹介になりますが(笑)、インターネット生まれのオーダーメイドのビジネスウェアブランドです。
遡ること2014年2月、国内大手クラウドファンディングサイト「Makuake」で「ビジネスファッションに革命を!ネットで手軽に高品質オーダーメイドスーツをつくろう」というプロジェクトが始動したところから、ブランドが始まりました。
結論から言うと、【ネットと店舗を連携した、便利なサービス体験】がウリです。
店舗には商品サンプルがほぼなく、「体型データの採寸とコミュニケーション」に特化したショールーミング型の店舗となっています。
スーツは1着38,000円〜で、最近では新しく月額制のサブスクリプションサービスも開始しました。使えば使うほど、お客さまにとって便利に感じていただけるサービスを目指して、日々サービス開発をしています。
公式サイト
https://fabric-tokyo.com/
あとがき
ご紹介する数こそ少ないですが、大手紳士服店を中心に「オーダースーツ」の領域で新業態のブランドが続々と生まれていますので、業界で新しい動きが出ている!新しい挑戦をしている!と感じて頂ければ幸いです。
冒頭でも触れましたが、自分自身、2015年よりカスタムオーダー領域の仕事をしています。思い返すと、当時の日本では「オーダースーツをネットで注文する」という価値観やサービスはありませんでした。
しかし、2020年の今、「一度、来店し採寸、体型データをオンライン上で管理することで、以降はネットからスーツでもオーダーができる」というのは当たり前になりました。
店舗、EC、サービス設計がシームレスに繋がり始めたことで、オーダーメイドは今までよりも手軽で、ずっと身近な存在になってきています。
もし、あなたが「オーダースーツ = 店舗で買うもの、長い接客時間が苦痛、そもそも高そう…」というイメージをお持ちでしたら、そのイメージを過去のものにするために、私から最新の変化をお伝えし、このブログを締めたいと思います。
・紳士服業界ではデジタルとオーダーメイドを掛け合わせた新ブランドが続々と立ち上がっている(しかも、1着30,000円〜40,000円と手の届きやすい価格帯)
・新しいブランドの認知度はまだまだ低いかもしれないが、着実に生活の一部として受け入れられ始めている
・今の時代、「店舗で一度採寸、その体型データを元に、その後はオンラインからオーダー」は新しいスタンダードになってきている
以上です。
前回の記事と同じく、熱くなりすぎました。熱くなりすぎたかもしれません(笑)ですが、このブログを通じて、少しでもお役に立てれば幸いです。
これからも新しいブランドが出た時には、都度記事に更新をかけて、良い情報を提供していけるように取り組んでいきたいと思います。
おわり。