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オーダーメイドシャンプー2022|髪の悩みに寄り添うブランド8選

オーダーメイド シャンプー

こんにちは!カスタマイズプラスマガジンの管理人(@maataroudesu)です。

この記事では、オーダーメイドシャンプーを探している方のために、国内ブランドの最新情報をお届けします。

ブログを書いている自分自身、商品は違えど、2015年からオーダーメイドの商品・サービス作りに携わってきました。そのため、ここ2〜3年の間に日本でオーダーメイドできるシャンプーが続々とリリースされているニュースを見て、ヘアケア業界の未来にワクワクしていました。

一方、新しいブランドが生まれている背景を深掘りすると「頭皮や髪に関する悩み」を持っている方がたくさんいることも知りました。性別問わず、ヘアケアに対して、一人一人のニーズが多様化していることも知りました。

「カスタマイズ」「パーソナライズ」「オーダーメイド」に特化したブログとして、そんな方の役に立つ行動をしなければ!と思い、このブログを書こうと思いました。

ヘアケア領域については勉強中の身ですが、まず自分が一次情報として調べ、頭の中で整理・理解し、この情報なら自信をもって読者の方へ届けられる!と判断したものだけをお届けしていきたいと思います。

もくじ

・はじめに
・ヘアケアの悩みに寄り添う、オーダーメイドシャンプー8選
・あとがき

はじめに

結論からいうと、この記事は「情報の鮮度」と「紹介するブランドの深掘り」においては、絶対に負けないと考えています(笑)髪質、頭皮、髪の毛のくせなど、ヘアケアに悩み、解決をサポートしてくれるブランドを探したいという方のお役に立てる自信があります。

理由はいくつかりますが、主な理由は「オーダーメイドシャンプー」について検索しても、情報が古かったり、スマホでは読みにくいレベルの情報量が詰め込まれていたり、オーダーメイドシャンプーについての情報(ブログなど)はあっても、自分が読者の立場でみた時に「イマイチどこがいいの?」がわからなかったためです。

具体的には、ヘアケアは一般人では理解できない専門知識(成分など)が必要な分野のため、読み手の知識が追いつかなかったり、情報量が多すぎたりして、「調べるうちに、疲れてしまそう…」と思いました。

つまり、ヘアケアの知識はビギナーだけど、頭皮や髪質に悩んでいる方がサクッとオーダーメイドシャンプーのブランドや商品について知ることができる記事がないと思いました

そんな課題感を感じたので、この記事ではそこらへんを払拭できる1記事にしたいと考えています。

またオーダーメイドシャンプーについて調べるうちにわかってきたことですが、国内では2018年の春から続々とブランドが立ち上がり、これからも新しいブランドがリリースされることが予想されます。

そのため、この記事では

・大手の新ブランド、またはベンチャーが運営する新ブランドのどちらかに該当する

・髪質、頭皮の悩みに寄り添う独自のサービス(例えば、オンライン診断)や特徴がある

・自分でプレスリリースを読み、公式サイトを見て、オンライン診断などのサービスを体験し、「自分も体験してみたい」と思ったもの

という、軸にマッチするブランドのみをご紹介します。

ここに該当していないブランドは紹介から省いていますので、あらかじめご理解の上、読み進めてください。

※新しいブランドが出たら、もちろん追加します

※シャンプーだけに絞ると、ご紹介できる幅が狭まってしまうため「ヘアケア」全般をリサーチ対象としています

ヘアケアの悩みに寄り添う、オーダーメイドシャンプー8選

冒頭でもお伝えしましたが、日本では2018年の春から続々とオーダーメイドのシャンプーブランドが誕生してきています。

まだ歴史も浅く、オーダーメイドシャンプーが日本に浸透していくにはこれから!という段階だと思うので、ご紹介するブランドは「リリースされた順番」で順を追って紹介していきます。

※ブランド紹介では、オーダーメイドではなく「パーソナライズ」という言葉を利用します。理由は、各社をリサーチしたところ、オーダーメイドではなく、パーソナライズという言葉を利用していたためです。選ぶ言葉の背景には必ず理由があり、各ブランドが選んだ言葉を大切にしたいと考えていますので、補足いたします。

1. MEDULLA(メデュラ)

日本初のパーソナライズ・シャンプーブランドです。2018年5月22日から発売を開始し、ヘアケア市場に新しい選択肢を提案したいわゆるパーソナライズ・シャンプー業界のパイオニアです。

なぜ、開発したのか?それは、「大量にあるシャンプーの中から、自分の髪質や頭皮の悩みに合う商品を見つけるのは難しい」という女性の悩みを解決するためでした。

過去、実際にMEDULLAを運営する代表(深山さん)の話をお聞きする機会がありましたが、まさにヘアケアに悩む方の課題解決だと思い、感動しました。

国内には約10,000種類以上のシャンプーがあること、髪質や頭皮の悩みだけでなく、季節によってヘアケアの方法を変えたい人がいること、そのようなニーズを埋めるためには、ドラッグストアで大量に置かれた棚から選ぶのは物理的に難しいと語られていたことが、記憶に残っています。

公式サイトにある「オンライン診断」は、ぜひ一度試してみてほしいです。

髪の長さ、頭皮の状態、髪の毛のくせレベル、髪のボリューム、髪のダメージレベル、頭皮の悩みにまつわる悩み、あなたのなりたい髪、あなたの今のテーマ(気分?)を選ぶと、自分のために調合されたシャンプーを提案してもらえる体験は、とても新鮮に感じました。

価格はシャンプーとリペア(トリートメント)のセットで6,800円〜で、定期購入型のサービスになっています。

公式インスタグラム
https://www.instagram.com/medulla_jp/

2. mixx(ミクス)

2018年11月15日から発売を開始した、オーダーメイドシャンプーブランドです。

さきほど紹介したMEDULLAと同じ年に生まれており、個人的にはこの2社が国内におけるオーダーメイドシャンプー業界の先駆けだと思っています。

商品を見ていただければ一目で伝わると思いますが、カラフルで目を引くパッケージが印象的です。

公式サイトにある「オンライン診断」も体験してみました。

髪の太さ、頭皮の状態、髪のダメージ、何色のシャンプー(トリートメント)にしたい?、希望するシャンプー&トリートメントの香りは?、香りの強さは?求める髪質は?など、パッケージとの双方でみると「気分を上げてくれる体験づくり」を大切にしているのでは?と思いました。

価格はシャンプーとトリートメントのセットで6,600円〜で、定期購入型のサービスになっています。

公式インスタグラム
https://www.instagram.com/mixx_official_

3. My BOTANIST(マイ ボタニスト)

2015年の発売開始後、累計約5,000万本を売った「BOTANIST」がリリースした、初のパーソナライズシャンプーです。2019年3月13日に発売開始となりました。

なぜ、開発したのか?を深掘りすると、従来のBOTANISTシリーズで「お客さまが目的の違うシャンプーとトリートメントの組み合わせをし、リピートしていたこと」がきっかけだと語られていました。以下、プレスリリースから引用します。

My BOTANIST発売のきっかけもお客様の声でした 。

既存のボタニストのヘアケアラインはスムース、モイスト、ダメージ、スカルプの4ラインあります 。スカルプはボリュームアップが目的でモイストはボリュームダウンが目的であるはずが、真逆のシャンプーとトリートメントの組み合わせをリピートされていたお客様がいました 。

不思議に思い、そこから他の購入データを分析してみると、なんと毎月2000人以上のオンライン会員のお客様が 目的の違うシャンプーとトリートメントの組み合わせをご購入いただいていることに気づきました。

つまり、 お客様のニーズはBOTANIST が想定していた4つの分類だけにはとどまらず、 さらに複雑に多様化していることに気付きました。

そこで、お客様のニーズすべてに答えられるだけのプロダクトを用意し、きちんとお客様の悩みを解決できるよう、また、最適な提案ができるシステムと商品を作ろうと いう思いから、 ボタニストより新たなシリーズが生まれました。

BOTANIST・公式プレスリリース(2019年3月13日)

My BOTANISTのリリースで「お!」と思ったのが、毛髪診断士によって企画・開発された「My BOTANIST 診断システム」。

こちらも実際に体験してみましたが、非常にリッチな体験に感じました(体験時はMacを23.8型のディスプレイモニターに繋いで体験したので、そのせいもあるかと思いますが笑)。公式サイトもこの「診断」に特化しているのは、振り切っていると思いました。

価格はシャンプー、トリートメントがそれぞれ4,980円〜で、定期便コースに加入するとお安くなります。

公式サイト
https://order.botanistofficial.com/

4. and and(アンド アンド)

2019年5月18日、花王がリリースした「シャンプーとトリートメントを組み合わせて使う」新しいヘアケアブランドです。

なぜ、開発したのか?を深掘りすると、「ファッションやコスメ、ネイルも自分らしく、気分に応じてコーディネートをする人が増え、自分にぴったりなものを選びたいという志向が高まってきている中で、ヘアケアカテゴリーにもその変化を取り入れ、新しい提案をしたいと考えたから」だと語られていました。

花王独自のアプローチだなと思ったのが、この新ブランドには「感性科学」という研究が活用されていることです。

感性科学(感性工学)とは、人の感情や情動を心理学的・生理学的なアプローチを用いて研究する学問です。

花王はシャンプーをするときの心地よさとは?トリートメントをするときの心地よさとは?を深掘りし、商品開発に挑戦していることを知りました。個人的この裏側にある「感性化学」にとても興味が湧いています。

価格はシャンプー、トリートメントがそれぞれ1,540円〜です。

公式インスタグラム
https://www.instagram.com/andand_official_jp/

5. Laborica(ラボリカ)

世界190ヶ国に展開する、グローバル消費財メーカーのユニリーバがリリースした、パーソナライズシャンプーです。2019年7月1日に発売開始となりました。

なぜ、開発したのか?を深掘りすると、パーソナライズ美容のニーズが増加しているため、と語られていました。

グローバルブランドも、顧客一人一人の悩み・なりたい理想の髪に寄り添うパーソナライズを重要視していることが想像できます。以下、プレスリリースから引用します。

近年、スキンケアやメイクなど、様々な分野において、パーソナライズ美容の需要が増加しています。

こうした背景をふまえて、このたびユニリーバ・ジャパンでは、研究所からユーザーに直送するパーソナライズシャンプー「Laborica(ラボリカ)」を新しく開発しました。

Laborica・公式プレスリリース(2019年7月1日)

公式サイトにオンライン診断もありますが、スマホに特化していました。

体験した感想としては、さいごに自分に合う商品を提案されるページで「利用者の口コミ」が出るのですが、この見せ方はうまいなぁ…(笑)と思いました。

商品も非常に洗練されている印象を受けますが、個人的には「ヘアサイエンス」という言葉を使っているのが刺さりました。

また商品ページにあった「あなたの髪に、必要なものだけ」という言葉を見て「Laboricaは、パーソナライズをプラスではなく、マイナスとして捉えているのでは?」と思いました。

オーダーメイド、パーソナライズと耳にすると、どこかオプションをプラスしていくイメージが浮かびますが、Laboricaは逆を大切にしているのではないか、と。

上記はあくまで勝手な推測ですが(笑)、僕自身「オーダーメイドの価値 = 増やすことではなく、減らすこと」にもあると思っていますので、Laboricaの言葉遣いにはシンプルさを追求する美しさを感じました。

価格はシャンプーとトリートメントが1セットで、6,980円〜です。

公式インスタグラム
https://www.instagram.com/laborica_jp/

6. COLORIS(カラリス)

2019年9月6日に誕生した、自宅で理想の髪色を作れる日本初のパーソナライズ「ヘアカラー」ブランドです。シャンプーではなく、ヘアカラーブランドです。

なぜ、開発したのか?を深掘りすると、ヘアカラーを楽しみたい方にとっての選択肢を増やすためだと語られていました。以下、プレスリリースから引用します。

なりたい髪色が同じでも個人差のある髪の状態によって最適な処方は異なります。

ですが、現在のヘアカラーは、美容室で2時間以上の時間と1万円以上のコストをかけて染めるか、髪が傷むことを承知で市販の低価格の商品を使い自宅で染めるかの2択のみで、ライフスタイルは多様化しているのに、ヘアカラーに関する選択肢はとても少ない。

『COLORIS(カラリス)』は、そんな現代を生きる忙しい女性たちの多様なライフスタイルと、美しくありたいと願い気持ちに応えるために誕生しました。

COLORIS・公式プレスリリース(2019年9月6日)

COLORISを立ち上げた代表の梅野さんは、ポーラ・オルビス ホールディングスで10年勤務されており、Twitter(@ume0308)でも積極的に発信をされています。

商品はカラー剤、トリートメント、手袋やコームブラシが入った1セットで4,980円〜、定期購入で安くなります。

公式インスタグラム
https://www.instagram.com/coloris_official/

7. CONSTELLA(コンステラ)

2019年10月に、ロート製薬の子会社がリリースしたオーダーメイド・ヘアケアブランドです。

特徴は専用アプリをダウンロードし、毛髪や頭皮の状態、なりたいスタイルについて約30個の質問に答えた後、サロンのスタイリストがお客さまの髪の毛を確認しながら、診断結果を補正してくれるところ。

なぜ、開発したのか?なぜ、このようなステップを踏んでいるのか?を深掘りしたところ、お客さま自身が思う髪質や悩みと、スタイリストの目(プロの目)から見た髪質とではギャップが多いため、と解説されていました。

開発の想いについて深堀したところ、公式noteで詳しく語られていたので、以下引用します。

今や様々な分野でパーソナライズドアイテムやサービスが生まれています。皆さんのなかにも「利用しているよ」という方がいらっしゃるかもしれません。

どんなきっかけで、どんな理由からでしょうか?なぜ続けているのでしょうか?

コンステラを創るうえでメンバーが考えたのは、パーソナライズドアイテムは「自分のアイデンティティを表現する場」でもあるのではないか。と。

季節や生活によって髪の毛の状況や好きな香りも変わっていきます。そのなかでも一人ひとり「こんな風になりたいな」そんな想いもお持ちではないでしょうか。

少しでも自分の時間を大切にしたい。それには自分の好きなモノ・気に入っているモノを取り入れていきたい。

だからこそ「自分だけでなく、客観的に見てくれるプロにも頼ること。最後に自分で手間をかけることで『オリジナル』を創ることの楽しさを感じてもらえないか」と考えたのです。

ロート製薬・公式note(2020年9月4日

また2020年11月から、カウンセリング不要で商品をお試しができる「C by CONSTELLA」シリーズが発売開始となりました。

興味はあっても、オーダーメイドだとハードルが高い…と感じてしまう人もいると思うので、素敵な取り組みだなと思います。

「C by CONSTELLA」シリーズは、シャンプーとトリートメントがセットで、1セット7,600円〜です。

公式インスタグラム
https://www.instagram.com/the_constella/

8. Beauty iD by LUX(ラックス ビューティーiD)

グローバル消費財メーカーのユニリーバがリリースした、カスタマイズヘアケアシリーズです。2020年2月14日に発売開始となりました。

お気付きの方もいるかと思いますが、さきほど紹介した「Laborica(ラボリカ)」を開発した、ユニリーバの新商品です。ユニリーバから、2つ新しい商品が投入されています。

なぜ、開発したのか?を深掘りすると、ラックスが日本に上陸してから約30年になるが(すごいですね…)、多様化するヘアケアニーズに応えるため、と語られていました。以下、プレスリリースから引用します。

ラックスは1989年に日本のヘアケア市場に上陸して以降、常に日本人の“女性らしい美しさ”を追求し、移り変わる時代ごとのヘアケアニーズに応え、髪を美しく輝かせることをサポートしてきました。

そんなラックスは、女性一人ひとりの個性にあわせて、より自分らしく、より一人ひとりが輝くための商品を開発したいと考えました。

ラックス・公式プレスリリース(2020年2月14日)

公式サイトにあるオンライン診断を体験しましたが、診断を通じて、顧客一人一人にベストな組み合わせを提案してくれます。具体的にはシャンプー1種、トリートメント3種、エッセンス3種の中からベストな組み合わせを提案してくれる、という具合です。

価格はシャンプー、トリートメント、エッセンスが1セットで4,160円〜です。

公式インスタグラム
https://www.instagram.com/lux_jp_official/

あとがき

いざブログを書き始めてみると、各ブランドの挑戦に目頭が熱くなり、気づいたらめちゃくちゃ長くなってしまいました(笑)

長くなってしまいましたが、ここ数年におけるオーダーメイドシャンプー業界の歴史を整理し、各ブランドを深掘りしていくにつれて、「今、まさに日本のオーダーメイドシャンプー(パーソナライズシャンプー)業界が夜明けを迎えている」と思い、ワクワクが止まりませんでした。

またこれからの未来、シャンプーがきっかけとなり、美容領域においても「オーダーメイド(パーソナライズ)」の流れがより加速すると思いました。

さいごに、今のオーダーメイドシャンプーをとりまく最新情報をまとめるとこうなります。

・2018年春に、日本初のパーソナライズシャンプーが誕生してから、国内では続々と「パーソナライズ」要素を盛り込んだブランドが生まれている

・各ブランドでアプローチは異なるが、「髪質や頭に悩みを抱えている人」「理想の髪を手に入れたい人」のための課題解決を目的にリリースされている

・オンライン診断を通じて「顧客一人一人の髪に合う商品を調合し、提案してくれるサービス」と、オンライン診断を通じて「顧客一人一人の髪に合う商品の組み合わせを提案してくれるサービス」の2パターンがある

以上です。

いや〜!ヘアケア領域は面白い!新しいブランドが出た時には、都度記事に更新をかけて、良い情報を提供していけるように取り組んでいきたいと思います!

続く。


【更新情報】
・2020年12月7日、CONSTELLA(コンステラ)の情報を追加しました

【2022最新】オーダースーツをネットで作れる国内ブランド6選

オーダースーツ ネット

こんにちは!カスタマイズプラスマガジンの管理人(@maataroudesu)です。

この記事では、ネットでオーダースーツが作れるお店について知りたい人のために「オーダースーツをECサイトで購入できるブランド(サービス)」に関する、最新情報をお届けします。

記事を書いている自分自身、2015年より「ネットでオーダーメイドを世の当たり前にする」という志をもって、カスタムオーダー領域の事業に携わってきました。そのような背景があり、業界人としても一人の顧客としても、情報の鮮度や質には自信があります。

ここ数年、新しいブランドが立ち上がり、オーダーメイド業界自体も盛り上がっているのを感じていますので、読者の方にもこの”熱”が伝わるように書いていきます。

※ちなみに、この記事では「ネット = ECサイト(通販サイト)or アプリ」を意味しています。

もくじ

・はじめに
・オーダースーツをネットで注文できるブランド6選
・あとがき

はじめに

結論から言うと、この記事は「情報の鮮度」なら絶対に負けないと考えています(笑)「オーダースーツをネットで購入できるお店を知りたい」という方の役に立つ自信があります。

理由はいくつかありますが、主な理由はネットでオーダースーツが作れる情報(記事やコンテンツ)はあっても、オーダースーツ専門店が「通販」で買えるようになったことを紹介しているだけで、「新しいブランドやサービスとの出会いがないと感じたため」です。

つまり、オーダースーツをネットで買えるお店を知りたいと思っても、最新情報をサクッと教えてくれる記事がないと思いました。

そんな課題感があったので、この記事ではその辺を払拭できるような1記事にしたいと思います。

また調べれば調べるほど、大手紳士服企業が新しく始めたブランドや立ち上がったばかりの小規模ブランドが混在し、「調べていくうちに、検索疲れをしてしまうんじゃないかな(笑)」と思いました。

そのため、この記事で紹介するブランドは、

・ビジネスシーン向けの商品を取り扱っている

・独自の商品やサービス(体験)を展開している

・大手の新ブランド、またはベンチャーが運営する新ブランドのどちらかに該当する

という軸に絞っています。ここに該当していないブランドは紹介していないので、あらかじめご理解の上、読み進めてください。

ネットでオーダースーツが注文できるブランド6選

1. KASHIYAMA the Smart Tailor(カシヤマ・ザ・スマートテーラー)

2017年にオンワード樫山がスタートした、新しいオーダースーツブランドです。

もともと、オーダースーツ専門店として「Sebiro&co.,(セビロ アンド コー)」というブランドを運営していましたが、ブランドリニューアルをし、「KASHIYAMA the Smart Tailor」として生まれ変わりました。

結論から言うと、納期が【最短1週間】とずば抜けて早いです。

利用方法は、一度、採寸をし、その後、体型データがマイアカウントに登録されるので、登録後はオンラインストアからオーダーが可能、という仕組み。あと【出張採寸】があるのも忙しい人にはありがたいですね。

スーツは1着30,000円〜で、セットアップも同様の価格で販売されています。仕事着のビジネスカジュアル化が進んでいるので、実はセットアップも推しです!

公式サイト
https://kashiyama1927.jp/

2. DIFFERENCE(ディファレンス)

紳士服のコナカが2016年に立ち上げた、新しいオーダースーツブランドです。「プロのテーラーが採寸し、注文はアプリで」という購入体験は他にはないスタイルです。

結論から言うと、【とにかく店舗へのアクセスがいい】です。理由は、紳士服のコナカさんのネットワークがあり、店舗は東北から九州まで店舗も幅広く出店エリアをカバーしているためです。

スーツは1着38,000円〜なので、価格帯は既製品を買うのと同様レベルです。ほか、お公式Instagramでコーディネートの投稿の更新頻度が高く、「あ、この合わせ方いいな」と思う投稿が多く、参考にしています(笑)

公式サイト
https://difference.tokyo

3. STORY&THE STUDY(ストーリー アンド ザ スタティー)

三陽商会が2019年9月にスタートした、初のパーソナルオーダースーツブランドです。

テーラーの採寸に加え、さらに身体の特徴を「3D Fitting Analyzer(3D解析ツール)」を使い計測することで、一人一人の体型・姿勢を立体的に解析してくれます。

一号店目の「GINZA TIMELESS 8」に足を運んで見ましたが、その道のプロフェッショナルを感じるスタッフの方々に親切にご対応いただきました。

スーツは1着49,000円〜で、まだスタートして間もないブランドですので、引き続き応援していきたいです。

公式サイト
https://www.story-study.com/

4. Quality Order SHITATE(クオリティー・オーダー・シタテ)

青山商事が2019年9月に立ち上げた、新しいオーダースーツブランドです。

オーダースーツ専門店としては「ユニバーサルランゲージ・メジャーズ」というブランドを運営していましたが、第二のブランドとして加わりました。

結論から言うと、【低価格と店舗へのアクセスがウリ】です。

1着29,000円〜で、洋服の青山(約20店舗)とスーツカンパニー の店舗(約50店舗)で店舗受注をスタートしているので、低価格でオーダースーツを試してみたい、という人向けなのだと思います。

こちらもまだ始まったばかりのブランドなので、引き続き応援していきたいです。

公式サイト
https://www.qo-shitate.jp/

5. UNBUILT TAKEO KIKUCHI(アンビルト タケオ キクチ)

アパレル大手「ワールド」が2018年に立ち上げた、新しいブランドです。

オーダースーツを注文できるお店ではなく、「オーダーセットアップ」を注文できるお店だと解釈していますが、仕事着のビジネスカジュアル化が進んでいるので、あえてブランド紹介に含めました。

結論、オーダーを軸にさまざまな「働く」に合う【セットアップのイメージを連想】させてくれるコーディネートが多いです。

店舗がまだ渋谷にしかないので試験的?な取り組みかなと推察していますが、引き続き応援していきたいです。

公式サイト
https://unbuilt.jp/

6. FABRIC TOKYO(ファブリック トウキョウ)

最後に自社紹介になりますが(笑)、インターネット生まれのオーダーメイドのビジネスウェアブランドです。

遡ること2014年2月、国内大手クラウドファンディングサイト「Makuake」で「ビジネスファッションに革命を!ネットで手軽に高品質オーダーメイドスーツをつくろう」というプロジェクトが始動したところから、ブランドが始まりました。

結論から言うと、【ネットと店舗を連携した、便利なサービス体験】がウリです。

店舗には商品サンプルがほぼなく、「体型データの採寸とコミュニケーション」に特化したショールーミング型の店舗となっています。

スーツは1着38,000円〜で、最近では新しく月額制のサブスクリプションサービスも開始しました。使えば使うほど、お客さまにとって便利に感じていただけるサービスを目指して、日々サービス開発をしています。

公式サイト
https://fabric-tokyo.com/

あとがき

ご紹介する数こそ少ないですが、大手紳士服店を中心に「オーダースーツ」の領域で新業態のブランドが続々と生まれていますので、業界で新しい動きが出ている!新しい挑戦をしている!と感じて頂ければ幸いです。

冒頭でも触れましたが、自分自身、2015年よりカスタムオーダー領域の仕事をしています。思い返すと、当時の日本では「オーダースーツをネットで注文する」という価値観やサービスはありませんでした。

しかし、2020年の今、「一度、来店し採寸、体型データをオンライン上で管理することで、以降はネットからスーツでもオーダーができる」というのは当たり前になりました。

店舗、EC、サービス設計がシームレスに繋がり始めたことで、オーダーメイドは今までよりも手軽で、ずっと身近な存在になってきています

もし、あなたが「オーダースーツ = 店舗で買うもの、長い接客時間が苦痛、そもそも高そう…」というイメージをお持ちでしたら、そのイメージを過去のものにするために、私から最新の変化をお伝えし、このブログを締めたいと思います。

・紳士服業界ではデジタルとオーダーメイドを掛け合わせた新ブランドが続々と立ち上がっている(しかも、1着30,000円〜40,000円と手の届きやすい価格帯)

・新しいブランドの認知度はまだまだ低いかもしれないが、着実に生活の一部として受け入れられ始めている

・今の時代、「店舗で一度採寸、その体型データを元に、その後はオンラインからオーダー」は新しいスタンダードになってきている

以上です。

前回の記事と同じく、熱くなりすぎました。熱くなりすぎたかもしれません(笑)ですが、このブログを通じて、少しでもお役に立てれば幸いです。

これからも新しいブランドが出た時には、都度記事に更新をかけて、良い情報を提供していけるように取り組んでいきたいと思います。

おわり。

【2022最新】オーダーシャツをネットで作れる国内ブランド7選

オーダーシャツ ネット

こんにちは!カスタマイズプラスマガジンの管理人(@maataroudesu)です。

この記事では、ネットでオーダーシャツが作れるお店について知りたい人のために「オーダーシャツをECサイトで購入できるブランド(サービス)」に関する最新情報をお届けします。

記事を書いている自分自身、2015年よりネットでオーダーメイドができるサービス、いわゆるカスタムオーダーサービス領域で仕事をし始めて、約4年以上になります。自社の情報も含まれますが、業界のことは逐一チェックしていますので、情報の質には自信アリです。

ここ数年、新しいブランドが立ち上がり、オーダーメイド業界自体も盛り上がっているのを感じていますので、読者の方にもこの”熱”が伝わるように書いていきます。

※ちなみに、この記事では「ネット = ECサイト(通販サイト)or アプリ」を意味しています。

もくじ

・はじめに
・オーダーシャツをネットで注文できるブランド7選
・あとがき

はじめに

先に結論をお伝えすると、この記事は情報の鮮度なら負けない!と思っています(笑)「オーダーシャツをネットで買いたい、買ってみたい」という方の役に立つ自信があります。

理由はいくつかあるのですが、主には以下です。

・ネットでオーダーシャツが作れる情報(記事やコンテンツ)自体、そもそもまとめられている数が少ないため

・時間をかけて色々と探せば、紹介している記事はあるものの、情報が古かっため(実際に大手まとめ系サイトで見つけた記事は、2015年のものでした)

つまり、オーダーシャツをネットで買えるお店を知りたいと思っても、最新情報を探すのに結構手間がかかる!と思いました。そんな課題感があったので、この記事ではその辺を払拭できるような1記事にしたいと思います。

また調べれば調べるほどブランドが多いことに気づき、「調べていくうちに疲れてしまうんじゃないかな(笑)」とも思いました。

そのため、この記事で紹介するブランドは、

・主に、ビジネスシーン向けの商品を取り扱っている

・独自の商品やサービス(他にはない体験)を提供している

・大手の新ブランド、またはベンチャーの新ブランドのどちらかに該当する

という軸に絞っています。ここに該当していないブランドは紹介していないので、あらかじめご理解の上、読み進めてください。

ネットでオーダーシャツが注文できるブランド7選

1. Original Stitch(オリジナル・スティッチ)

国内において「3Dシュミレーションでオリジナルのシャツが注文できるサービス」を広めたパイオニア!と言っても過言ではないのが、Original Stitchです。

2014年に日本へ上陸後、とにかく新しい技術を取り入れてサービスを展開してきています。最近では、人工知能を使った独自の採寸システム「Bodygram(ボディグラム)」を開発するなど、テック感の印象のある、オンラインカスタムシャツブランドです。

シャツは1着8,900円〜で、店舗はなく、オンライン完結型です。リアル店舗をもたず、オンライン完結型のスタイルを貫き通しています。シャツはベーシックな色柄だけでなく、和柄や派手な色のシャツも取り扱っています。

公式サイト
https://shop.originalstitch.com/

2. DIFFERENCE(ディファレンス)

紳士服のコナカが2016年に立ち上げた、新しいオーダースーツブランドです。

「プロのテーラーが採寸し、注文はアプリで」という購入体験は他にはないスタイルです。紳士服のコナカさんのネットワークがあり、店舗は東北から九州まで店舗も幅広く出店しているので、アクセスのしやすさは抜群です。

最近の新しい取り組みとしては、「AI画像採寸アプリ」をリリース。新しいテクノロジーを積極的に取り入れ、サービス拡充に挑戦している印象です!あと、Instagramで投稿しているコーディネートもすぐに真似できそうなものばかりで、コーディネートに悩む人は参考になると思います。

シャツは1着8,000円〜で、ブロード、ロイヤルオックス、ストライプなどビジネス向けのラインナップがメインです。

公式サイト
https://difference.tokyo

3. KEI(ケイ)

2016年にスタートした、オーダーシャツに特化したカスタムオーダーブランドです。

リリース直後には、クラウドファンディングサイト「Makuake」で、『シャツの概念を変える、永久ストレッチのオーダーメイドシャツ「KEI(ケイ)』というプロジェクトを立ち上げ、スタート時から話題になっていたのを鮮明に覚えています。

世界観が統一されていてカッコいいな〜と思い、僕も実際に1着試しに作ってみたところ、サイズ感、生地感に満足し、数年が経った今でも着用しています。店舗はなく、オンラインストア完結型のサービスです。

シャツは1着4,980円〜で、とにかくリーズナブル!最新商品の情報は、メルマガが中心なので、気になる方はメルマガの登録がおすすめです。(時々、数量限定生地の入荷情報が入ります)

公式サイト
https://ke-i.co/

4. KASHIYAMA the Smart Tailor(カシヤマ・ザ・スマートテーラー)

2017年にオンワード樫山がスタートした、新しいオーダースーツブランドです。

もともと、Sebiro&co.,(セビロ アンド コー)というブランドがありましたが、ブランドリニューアルし、「KASHIYAMA the Smart Tailor」として生まれ変わりました。

結論から言うと、とにかく納期が【最短1週間】とずば抜けて早いです。

利用方法は、一度、採寸をし、その後、体型データがマイアカウントに登録されるので、登録後はオンラインストアからオーダーが可能、という仕組み。あと出張採寸があるのも忙しい人にはありがたいですね。

シャツは1着5,900円〜で、エントリーモデルから上級者向けのインポートモデルを用意しています。オーダー初心者にはありがたい品揃え!

公式サイト
https://kashiyama1927.jp/

5. 東京シャツ

「BRICK HOUSE by 東京シャツ」など、高品質なシャツ専門店として、全国に約190店舗を展開する「東京シャツ」。2019年5月に、新しくオーダーメイド専用のECサイトを立ち上げました。

「東京シャツ = アクセスの良い、シャツ専門店」のイメージが強かったので、東京シャツにオーダーができる選択肢が増えることで、嬉しいお客さんも多いのでは?と妄想しています。都内もお店が多いので、時間を見つけてスタッフさんに利用の相談してみようと思います。

シャツ1着7,900円〜からで、2着以上購入の場合のみ、それぞれ2,500円OFFになるキャンペーンもついています。

公式サイト
https://order.e-shirt.jp/

6. STORY & THE STUDY(ストーリー アンド ザ スタティー)

2019年9月にスタートした、三陽商会初のパーソナルオーダースーツブランドです。GINZA TIMELESS 8に記念すべき、第一号店をオープンしました。

テーラーの採寸に加え、さらに身体の特徴を「3D Fitting Analyzer(3D解析ツール)」を使い計測することで、一人一人の体型・姿勢を立体的に解析してくれます。実際に足を運んでみましたが、重厚な雰囲気の中に、3D Fitting サービスが組み込まれていて新鮮に感じました。

シャツは1着10,000円〜と、価格帯も決して安くはありませんが、まずは一度、体験してみたいお店の一つです。70年の歴史を持つ三陽商会と最新のデジタルテクノロジーを活用したブランドなので、これからが楽しみです。

公式サイト
https://www.story-study.com/

7. FABRIC TOKYO(ファブリック トウキョウ)

最後に自社紹介になりますが(笑)、β版含めると2014年にリリースした、男性向けのカスタムオーダーサービスです。

もともとはオンラインのみでスタートし、現在はリアル店舗を関東、関西、名古屋に構えています。購入方法は、一度店舗へ来店し、採寸&体型データをマイアカウントに保存。その後、いつでもオンラインストアから注文ができる仕組みです。

店舗は接客とコミュニケーションに特化した体験型の店舗で、「(モノを)売らない店舗」というコンセプトを掲げています。「お店 = 商品をご購入頂く場所」ではなく、「お店 = サービスを体験してもらう場所」という考えが根底にあります。

シャツは1着8,000円〜で、ビジネス、ビジカジ両方向きの商品があり、形態安定シャツなど、機能的な商品ラインナップが好評です。

公式サイト
https://fabric-tokyo.com/

あとがき

今回の記事では、主に大手紳士服店の新ブランド、またはベンチャー企業が運営する新ブランドの紹介がメインとなっています。改めてその点は理解の上、参考情報にしていただけると幸いです。

冒頭でも触れましたが、自分自身、2015年よりカスタムオーダー領域の仕事をしています。思い返すと、当時の日本では「オーダーシャツがネットで買える」というサービスは、ほぼありませんでした。

しかし、2020年の今、「一度、店舗で採寸、あとでオンラインからオーダー」「採寸データを自ら登録し、オンラインからオーダー」など、ECとオーダーメイドの融合が進み、オーダーメイドは今までよりも手軽で、ずっと身近な存在になってきています

もし、あなたが「オーダーメイド = 敷居が高い、めんどくさそう、高そう、アナログっぽい…」というイメージをお持ちでしたら、さいごにオーダーメイドを取り巻く最新の変化を知っていただけると本望です。

・今の時代、紳士服業界ではデジタルとオーダーメイドを掛け合わせた新ブランドが続々と立ち上がっている(しかも、価格帯も手の届く値段で販売している)

・今の時代、オンラインストア完結型でオーダーメイドの1着が作れるブランドがある

・今の時代、「店舗で一度採寸、その体型データを元に、その後はオンラインからオーダー」は新しいスタンダードになってきている

以上です。

・・・熱くなりすぎました、熱くなりすぎたかもしれません(笑)

ですが、僕のブログを通じて、この流れを知っていただき、少しでも興味を持ってもらえたら嬉しいです。

これからも新しいブランドが出た時には、都度記事に更新をかけて、良い情報を提供していけるように取り組んでいきたいと思います。

おわり。


記事の更新点

・スーツのAOKIが立ち上げた新ブランド「アオキトーキョー」、事業撤退により削除(2020年2月25日)

【2018年2月】カスタマイズEC業界の動向が一目でわかる記事11選

カスタマイズ,パーソナライズ,オーダーメイド,カスタマイズプラスマガジン

この記事では、小売・EC業界で近年注目されている「カスタムオーダーEC」「パーソナライズ」「オーダーメイド」「D2C(Direct To Consumer)」などのキーワードに関連する、業界の情報を1ヶ月単位でまとめてお届けします。

・業界の最新動向をチェックしたい
・今、急成長中のサービスについて知りたい
・業界をまたいで、有益な情報を入手したい

とお考えの方は、この記事を読んでいただければ、毎月押さえておくべき情報を効率的にインプットすることができると思います。長くなりますが、どうぞ最後までお付き合いください。

もくじ


■ 山喜、メルボ工業と4月1日(予定)に合弁会社を設立 “メイドインジャパンブランド”をテーマに新プロジェクト始動

■ 測るだけでスマホに採寸データ、IoTメジャー「hakaruno」、クラウドファンディング開始

■ 在庫リスクゼロの新流通システム、シタテルが生産一体型コマース「スペック」始動

■ 米国三井物産がカナダのメード・トゥ・メジャーのスーツブランドに投資

■ ZOZOSUITに挑む「ECアパレルの黒船」、米オリジナルスティッチCEOの野望

■ 【新サービス】お任せ定期便 – ZOZOTOWN

■ オンライン発のオーダーファッションレーベル「FABRIC TOKYO」が渋谷MODIに新店舗をオープン!ひとりで買い物ができる無人オーダーカウンターを設置

■ 実力は「ゾゾ」以上!?急拡大する中国マスカスタマイズ服のキーマン2人を直撃

■ 世界最大の中国スーツ工場が、相次ぎスーツのオンラインSPAに出資

■ 中国アパレルRed Collarが挑む完全オーダーメード、型紙のデジタル化で脱OEMを図る

■ オリジナルネイルが作れるアプリ「YourNail」、サイズも含めたフルオーダーメイドに対応

■ まとめ


■ 山喜、メルボ工業と4月1日(予定)に合弁会社を設立 “メイドインジャパンブランド”をテーマに新プロジェクト始動


アパレル関連です。

国産ドレスシャツメーカーの山喜と「麻布テーラー」を運営するメルボグループの製造会社が合弁会社を設立に向けて合意、4月以降、メイドインジャパンブランドを販売するプラットフォーム事業を運営予定、との発表。

プレスリリースを斜め読みすると表面的な理解で終わってしまう、、のも嫌なので、ポイントだけ絞り、深掘りして考えたところ、以下のようなことに挑戦しようとしているのかな…?と思いました。

・そもそも、新しいプラットフォームは、メイドインジャパンの商品(洋服)を世界の消費者へ販売し、売上を上げることがミッション(海外販売に向けた新しい販売チャネルの確立がファーストミッション)

・最初は国内の工場を集め、商品をオンラインストアとポップアップストアなどのお店で販売し、徐々に双方の強みを出し、PBブランドの開発と販売を進める(おそらくカスタマイズニーズを踏まえた、オーダーメイドの商品)

・プロモーションを増やし、「メイドインジャパン」「オーダーメイド」「ものづくりの背景が見えるトレーサビリティー」を訴求したPBブランド(スーツ・シャツ)の立ち上げ、販売をする

…と、これは完全に妄想ですが、プレスリリースにもあるように「カスタマイズニーズを捉えた合弁会社設立」であること、近年アパレル業界で注目されている「ものづくりの透明性」の文脈を踏まえた動きのため、4月以降、どんなプラットフォームが立ち上がるのかが楽しみです。

ほか、立ち上げ後〜プラットフォームへの集客の課題をどう解決するのか?に興味が湧いてます。

■ 詳細はこちら
http://www.sankeibiz.jp/smp/business/news/180201/prl1802010802005-s1.htm


■ 測るだけでスマホに採寸データ、IoTメジャー「hakaruno」、クラウドファンディング開始


クラウドファンディング関連です。

画像に計測したサイズを自動追加できるIoTメジャー「hakaruno」がプロジェクトを開始しました。

目標金額、10,500,000円に対して、現在2,000,000円〜が集まっている状況なので、まだまだこれからな印象ですが、メジャーのようなアナログな商品を電子化するアプローチに非常に興味が湧きました。イメージを形にされているのは、本当に尊敬です。。

商品の使い道として、「ECサイト運営での商品採寸」「アパレル業務の採寸」「検品業務での採寸」などを代表例(想定ターゲット)として紹介していますが、一般消費者よりというよりは、B to B向け、、特に時短・効率が求められる工場(それこそ縫製工場など)が抱える問題を解決するアイテムではないか?と思いました。

残り日数はまだあるので、引き続き頑張って欲しいですね。

■ 詳細はこちら
https://www.makuake.com/project/hakaruno/

■ 関連記事はこちら
採寸の手間から解放!測った数値を瞬時にスマホへ IoTメジャー「hakaruno」
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1802/06/news082.html


■ 在庫リスクゼロの新流通システム、シタテルが生産一体型コマース「スペック」始動


ベンチャー関連です。

衣服生産プラットフォームを運営するベンチャーの「シタテル」から、新しいサービスの発表です。

4月からアパレル・ファッション業界を中心にシステムの提供を開始するようで、ポイントは「欲しい人の数だけ商品をつくる」仕組み。

公式サイトのイメージ図から、すべてを読み取るのは難しいですが、導入する顧客側のメリットとしては、

・スペック上で商品を投稿&欲しい人を集めることで、テストマーケティングができる(受注生産型の強み)

・受注数がないと作れない昔の洋服(数年前に販売し、人気だったモデルなど)の再販ができる

・欲しい人に欲しい分を作るので、無駄な在庫が発生しない(あとでSALEしなくていい)

…あたりかなと妄想してます。

大量の洋服を製造・販売するのではなく、「欲しい人のために、欲しい分をつくる(利益も確保しつつ)」という受注生産型のアプローチが増えることで、消費者側も現代の洋服作りの在り方を見直すきっかけになるのかもしれませんね。

■ 詳細はこちら
https://www.fashionsnap.com/article/2018-02-08/sitateru-spec/

■ SPEC – 公式サイト
https://spec-sitateru.com/


■ 米国三井物産が、カナダのメード・トゥ・メジャーのスーツブランドに投資


海外カスタムオーダー関連です。

オンラインでオーダースーツ・シャツを販売する企業のパイオニアとして知られる「Indochino(インドチーノ)」、数年前からウォッチしていましたが、このニュースには驚きました。

投資目的は「米国のミレニアル世代に支持される理由を勉強するため」とのことで、三井物産もミレニアル世代を意識していることが伺えます。

Indochinoは北米中心に店舗を増やしており、アジア出店時にサポートをするようですが、いずれ日本にも来そうな予感がしますね。。。

「カナダのオーダーメイドスーツブランド・Indochino、日本初上陸」みたいな感じで。

いずれにしろ、Indochinoの動向は要チェックですね。

■ 詳細はこちら
https://www.wwdjapan.com/554936


■ ZOZOSUITに挑む「ECアパレルの黒船」、米オリジナルスティッチCEOの野望


オンラインカスタムシャツブランド「Original Stitch」のCEOを務めるJin Koh氏へのインタビュー記事です。

記事内では、Facebook、Amazon、Netflixなどの企業を例に挙げ、それぞれパーソナライズされたコンテンツの提供が既存産業の脅威になっていると説明。アパレル業界も「パーソナライゼーション化」が進むことは間違いないと断言しています。

すべて読むにはサイトへの会員登録が必要ですが、小売・通販業界の方にはおすすめだなと思い、ピックアップしました。

これは記事とは無関係のぼやいいですが、、会員登録フォームの項目数25個は多すぎる、、せっかく良い記事なので、登録項目を減らして欲しいですね(笑)

■ 詳細はこちら
https://www.sbbit.jp/article/cont1/34558


■ 【新サービス】お任せ定期便 – ZOZOTOWN


ZOZOTOWNから新しいサービスの発表です。

今回、新しく始めたのはパーソナルスタイリングの定期購入サービス。

米国を中心に流行っている「スタイリストによるパーソナルな洋服を定期的にお届け」「試着は無料、気に入ったものは購入でき、気に入らなかったものは無料で返品」のトレンドを取り入れたものと見て間違い無いでしょう。

小売・通販業界の方は知っているかもしれませんが、米国ではこのモデルを取り入れた「Stitch Fix」というサービスが急成長しています。

モデルこそ海外のトレンドを取り入れた印象ですが、ZOZOTOWNにはZOZOSUITによる「採寸データ」があるので、これから違う形に昇華していく気がします。

まずは使ってみないとですね。。!

■ お任せ定期便 – 公式サイト
http://zozo.jp/teikibin/

■ プレスリースはこちら
https://www.starttoday.jp/news/20180215-3778/

■ 関連記事はこちら – Stitch Fix
【体験レポ】AIと人によるパーソナルスタイリストサービス「Stitch Fix」を使ってみた
http://shopping-tribe.com/report/29368/


■ オンライン発のオーダーファッションレーベル「FABRIC TOKYO」が渋谷MODIに新店舗をオープン!ひとりで買い物ができる無人オーダーカウンターを設置


国内・カスタムオーダー関連です。

こちら自社のニュースになりますが、2月23日より渋谷MODIへ新店舗をOPENしました。

新店舗には新宿店、銀座店で好評の生地を直感的に選べる「FABRIC WALL」を壁一面に設置し、彩りを感じるお店となっています。

2年前にオープンした渋谷本店に合わせ、本出店で渋谷は計2店舗となりました。

お近くの方は、ぜひ気軽に足を運んでください。。。!

■ 詳細はこちら
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000042.000013830.html


■ 実力は「ゾゾ」以上!? 急拡大する中国マスカスタマイズ服のキーマン2人を直撃


海外・カスタムオーダー関連です。

中国でカスタムオーダーの紳士服を扱うECサイト「衣邦人(イーバンレン)」・創業者のファン氏、中国でカスタマイズジーンズを製造する「山東拉峰時装」董事長のリ氏へのインタビュー記事で、中国のアパレル業界においてもマスカスタマイゼーションが急拡大していることを知りました。

この記事を通じ、初めて「衣邦人」を知りましたが、2017年12月の売上高は約9億6千万円、注文はアプリでオーダー&採寸は”採寸師”と呼ばれる担当者がユーザーの元へ足を運び〜採寸、会員数200万人のうち35万人が購入、、、と圧倒的な存在感でした。

中国のカスタマイゼーション化、衣邦人、インダストリー4.0、マスカスタマイズ工場について知れる良記事です。

■ 詳細はこちら
https://www.wwdjapan.com/567368

■ 関連記事
“縫製工場”4.0 キーマンが語る日本の工場の危機
https://www.wwdjapan.com/364235


■ 世界最大の中国スーツ工場が、相次ぎスーツのオンラインSPAに出資


海外・カスタムオーダー関連です。

オーストラリア発のオンラインでオーダースーツ・シャツを作れるスタートアップ「InStitchu(インスティッチュ)」、この記事で紹介したIndochinoと同じく、2013年頃に存在を知りチェックしていましたが、同月でオーダースーツSPAブランド関連のニュースが2つ出てくるのは驚きでした。

InStitchuに投資をした大楊創世は、InStitchuだけでなくIndochinoにも多額の投資をしているため、まさにサプライチェーンの川上からもオンライン・オーダースーツ・シャツ市場を盛り上げようとしているのが伺えます。

中国のオーダースーツ製造企業の目線は世界へ向いていますね。

Indochinoに続き、InStitchuも要チェックです。

■ 詳細はこちら
https://www.wwdjapan.com/571755

■ 関連記事
5万着以上のスーツがユーザによってデザインされているシドニーのオンラインテーラーサービス「InStitchu」
http://thebridge.jp/2013/11/sydney-online-tailors-institchu-raises-funding-at-us2-37m-valuation


■ 中国アパレルRed Collarが挑む完全オーダーメード、型紙のデジタル化で脱OEMを図る


海外・カスタムオーダー関連です。

中国・山東省の青島にあるアパレルメーカー「紅領集団(Red Collar)」の紹介記事で、読み進めると驚きの連続でした。。びっくりした点を抜粋すると、、

・注文フローで「バーチャルフィッティング」が採用されている点

・注文後、約7営業日で商品完了〜発送までできる点

・短納期を支える仕組みとして「洋服の元となる型紙のデジタル化」を実現し、データドリブンな製造モデルができている点

…などが挙げられます。

記事内では「C2M(Consumer to Manufacture)」と表現されていますが、まさに顧客データを即座に反映し、パーソナライズされた商品作りをしている好例ではないでしょうか。

ボリュームたっぷりですが、読む価値あります。それにしても、中国のアパレル企業の伸びが半端ないです。

■ 詳細はこちら
http://digital-innovation-lab.jp/redcollar/


■ オリジナルネイルが作れるアプリ「YourNail」、サイズも含めたフルオーダーメイドに対応


国内・カスタムオーダー関連です。

アプリで自分好みのネイルシールが作れるオーダーメイドネイルサービス「YourNail(ユアネイル)」から、新機能の発表です。

自身が男性でネイルとは無縁、、でしたが、このプレスリリースを読み、従来のネイルシールにおける課題「爪の大きさが一人ひとり違うため、装着時に爪の幅とネイルシールのサイズが合わない」「幅が合わない場合には、ハサミでカットしたりといった手間がかかったりしている」を知るきっかけになり、視野が広がりました。。

いつもアパレル関連のニュース紹介が多くなっていますが、ファッション・ビューティー業界もマスカスタマイゼーション化が進んでいるようですね。

ネイルシールも、人がネイルに合わせる時代ではなく、ネイルが人に合わせる時代なのでしょうね。

■ 詳細はこちら
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000027946.html


まとめ

1月に続き、2月も大きなニュース、発表の多い1ヶ月でした。

大きな視点で振り返ると、シタテルやZOZOTOWNからの新サービス発表、海外オンラインオーダースーツブランドへの投資、そして中国のマスカスタマイゼーション最前線、の3つのトピックにインパクトを感じた月だったと思います。

それぞれ発表内容こそ違えど、

①顧客に最適化(パーソナライズ)された商品・サービスの提供をしている

②受注生産型のもの作りをすることで、生産ロスの無駄を省いている

③洋服作りにおいて、大胆にITを取り入れ、新しい価値の提供に挑戦している

….という点は共通しているように感じました。

そもそも、今のアパレル産業は「洋服を作りすぎている」と思うので、シタテルやオーダーメイド事業を手がける各社のように「顧客が求める分だけを作り、届ける」というものづくりの在り方がこれからのスタンダードとなることを願うばかりです。

また同じ業界で働く一人として、そんな未来を作れるよう頑張っていきたいと思います。

おわり。


この記事で紹介した内容は、2018年2月末時点での情報を元にお届けしています。

記事を読んでいただき、感想やコメントがありましたら「お問い合わせ」「Twitter」などから、気軽にいただけると嬉しいです。

【2018年1月】カスタマイズEC業界の動向が一目でわかる記事16選

カスタマイズ,パーソナライズ,オーダーメイド,カスタマイズプラスマガジン

この記事では、小売・EC業界で近年注目されている「カスタムオーダーEC」「パーソナライズ」「オーダーメイド」「D2C(Direct To Consumer)」などのキーワードに関連する、業界の情報を1ヶ月単位でまとめてお届けします。

・業界の最新動向をチェックしたい
・今、急成長中のサービスについて知りたい
・業界をまたいで、有益な情報を入手したい

とお考えの方は、この記事を読んでいただければ、毎月押さえておくべき情報を効率的にインプットすることができると思います。長くなりますが、どうぞ最後までお付き合いください。

もくじ


■ 人生という旅路のキャプテンは私!自分らしさを楽しむ時計「KAPTEN&SON」

■ ファッションコーディネートを3Dスキャンし3Dデータ化、VR空間に取り込める「STYLYスキャナー」を発売

■ オーダーメイドプレゼント制作サービス「Hearko」を広めて笑顔と幸せを届けたい

■ 個人の髪質とライフスタイルに合ったシャンプーを開発するNY発スタートアップ「Prose」

■ 無限のサイズ展開!全ての女性へ快適を贈る、IT×伝統技術の奇跡の靴 – Eoluna

■ 音に包まれる初感覚。柔らかいカスタムフィット完全ワイヤレスイヤホンVIE FIT

■ カスタムカー好きが愛車自慢するコミュニティ「CARTUNE」運営が1.1億円調達、ミクチャを作った福山氏が創業

■ 完全オーダーメイドのコンドーム革命 – One Condoms

■ 「オニツカタイガー」から日本製にこだわった「NIPPON MADE カスタムオーダー」サービスを開始

■ 長さ×横幅×カーブで実現した初めてのフィット感、オーダーハイヒール「gauge」

■ オンライン発のオーダーファッションレーベルLaFabricが『Fabric Tokyo』にリニューアル。商品陳列も購入もないスタイルのお店を銀座にオープン。

■ 腕時計から余計なブランドロゴを排して成功した「スラント」の発想力

■ スーツの見栄えは生地とサイズ感。高級生地オーダースーツが3万円台で – SuitYa

■ 衣料品をオーダーメイドする「ロボット・テイラー」の特許出願…米アマゾン

■ マルイ、”自分の体に合う服だけを選べる”新サービスを始動

■ ゾゾスーツとゾゾが創造するファッションの未来をスタートトゥデイ前澤社長が語る

■ まとめ


■ 人生という旅路のキャプテンは私!自分らしさを楽しむ時計「KAPTEN&SON」


ドイツ生まれの腕時計ブランド「KAPTEN&SON(キャプテンアンドサン)」の輸入総代理店・西澤株式会社のプレス担当の方へブランドについて詳しく尋ねた記事です。

「KAPTEN&SON」というブランド、この記事を読んで初めて存在を知りました。

創業者は3人で、デザイン、IT、そして元パイロットの経歴を持つメンバーという異色の組み合わせで立ち上げたそうです。デザイン、ITはよくあると思いますが、元パイロットの経歴には驚きました。

特徴はボディとストラップを組み合わせた「カスタムオーダー」ができる点。ドイツでもこの流れがきていたのは知りませんでした。。

日本での取り扱い開始が2015年なのを見ると、腕時計のカスタムオーダーのパイオニア的存在の「Maker’s Watch Knot」に注目が浴び始めた時期と重なります。

また、Instagramの写真へのいいね!数が1投稿7,000~を超えているのを見ると海外で人気を集めている印象。まだまだ知らないブランドがあるなと気づかされる記事でした。

■ 詳細はこちら
http://www.fragmentsmag.com/2018/01/kapten-and-son/


■ ファッションコーディネートを3Dスキャンし3Dデータ化、VR空間に取り込める「STYLYスキャナー」を発売


ファッション×VRのショッピングサービスの開発・提供をする「Psychic VR Lab」の新商品情報です。

今回、発売を発表した「STYLYスキャナー」を利用すると、ファッションコーディネートを3Dスキャン、SNSに投稿、シェアできるらしく、ぱっと見では百貨店やアパレルブランドとの親和性が高い印象でした。

ほか、公式サイトをよく見ると、なんとヨウジヤマモトのパリコレクションのランウェイにもPsychic VR LabのVR技術提供がされているとのこと。

もしかしたら、B to C向けではなく、新しいクリエイティブが求められるパリコレのようなB to Bの場の方が浸透が早いのでは?と思いました。「ファッション×VR」の分野も要チェックです。

■ 詳細はこちら
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1801/05/news012.html


■ オーダーメイドプレゼント制作サービス「Hearko」を広めて笑顔と幸せを届けたい


クラウドファンディング関連です。

誕生日や記念日、結婚・出産などのお祝い事や、プロポーズなどに大切な人へ贈るプレゼントを完全オーダーメイドで制作する新サービス「Hearko(ハーコ)」がCAMPFIREでプロジェクトをスタート。

目標金額は300,000円のところ、結果は328,700円が集まり、プロジェクトは成功。おめでたいニュースです。

やりたいことはあっても、お金がない、売れるかわからない、、と、できない理由を並べるのは簡単ですが、Hearkoさんのように実現したいものに向けて挑戦する人はこれからも応援したいですね。

■ 詳細はこちら
https://camp-fire.jp/projects/view/56334


■ 個人の髪質とライフスタイルに合ったシャンプーを開発するNY発スタートアップ「Prose」


米国のカスタムオーダー関連です。

ビジネス、カルチャー、デザイン、テクノロジー、社会課題の話題を発信するメディア「UNLEASH」で見つけた記事で、2017年創業のヘアケアスタートアップ「Prose」の紹介です。

米国では洋服・食べ物のパーソナライズ化が進んでいますが、その潮流が本格的にヘアケアにも来ていると感じました。

■ 詳細はこちら
https://unleash.tokyo/2018/01/05/custom-shampoo/


■ 無限のサイズ展開!全ての女性へ快適を贈る、IT×伝統技術の奇跡の靴 – Eoluna


クラウドファンディング関連です。

2017年に創業した、女性向けフルオーダーメイドシューズブランド「エオルナ」がMakuakeでプロジェクトをスタート。

目標金額、3,000,000円に対し、結果は3,002,500円が集まり、プロジェクトは成功。初のクラウドファンディングでこれだけの金額が集まるのは期待の表れですね。

また個人的にもエオルナについてはこのプロジェクトを通じ、初めて知りました。

3Dスキャナで足を測定し、計測データを元に3Dプリンターでパンプスの元となる木型を作成の上、オンリーワンの女性靴を作ってくれるサービスらしく、国内における「女性向け靴のカスタムオーダー市場」もバチバチしてきた感があります。

■ 詳細はこちら
https://www.makuake.com/project/eoluna/


■ 音に包まれる初感覚。柔らかいカスタムフィット完全ワイヤレスイヤホンVIE FIT


クラウドファンディング関連です。

日本生まれのハードウェア・スタートアップ、ヴィースタイル株式会社が開発した、どんな耳の人にもカスタムフィットするワイヤレスイヤホン「VIE FIT(ヴィー・フィット)」の商品化に向け、Makuakeでプロジェクトをスタート。

目標金額、1,000,000円に対し、結果は、、なんと58,017,500円が集まり、プロジェクトは大成功。目標金額に対する達成率は、5,800%、ととんでもない数字を叩き出しています。

「なぜ、こんなにサポーターが集めることができたのだろう…」と興味深くページを読んでいると、プロジェクトページにその理由が書かれていて納得しました。

◆現代のワイヤレスホンが抱える問題

・ 大きすぎて不恰好なデザイン
・ 耳にフィットせず、長時間つけていると耳が痛くなる
・ 音があまり良くない
・ 無線が切れて、音声の途切れが頻繁に発生する

「今、市場に出回っている製品に問題はないか?」「ユーザーは本当に満足しているのか?」という疑問を持つことを忘れてはいけないですね。

■ 詳細はこちら
https://www.makuake.com/project/vie-fit/


■ カスタムカー好きが愛車自慢するコミュニティ「CARTUNE」運営が1.1億円調達、ミクチャを作った福山氏が創業


資金調達関連です。

車のカスタマイズ情報やドレスアップ情報も紙媒体からスマホへシフトしている象徴ではないでしょうか。

主観的ですが、Instagramのようなアプリにカスタマイズした愛車の写真を投稿してコミュニケーションを楽しむよりも、このCARTUNEのようにマニアだけが集まるアプリに愛車の写真を投稿する方がユーザーとしても楽しいと思います。

なぜなら、車のカスタムを楽しむ趣味を持つ方は自分の愛車を本当の意味で評価してくれる人を求めていると考えられるので。

■ 詳細はこちら
http://thebridge.jp/2018/01/cartune-jpy110m-funding


■ 完全オーダーメイドのコンドーム革命 – One Condoms


米国・カスタムオーダー関連です。

Newsweekがオーダーメイドのコンドーム「One Condoms」について詳しく紹介している記事で、1920年代にラテックス製コンドームの大量生産が始まって以来の「コンドーム革命」が起きていると解説しています。

ありとあらゆるものが「あなたのカラダにフィット」してきている良い事例ではないでしょうか。

■ 詳細はこちら
https://news.nifty.com/article/magazine/12172-20180116-E206455/1


■ 「オニツカタイガー」から日本製にこだわった「NIPPON MADE カスタムオーダー」サービスを開始


国内・カスタムオーダー関連です。

オニツカタイガーが2018年1月より、サービス初となるカスタムオーダーサービスの開始を発表しました。

これで国内大手スニーカーメーカーは、カスタムオーダーを取り入れたと考えていいでしょうNIKE、Adidas、Reebok、CONVERCE、ニュースバランス、そしてオニツカタイガー。

サービスを受けれるのは現状、表参道店のみですが、今後広がりを見せるのでしょうか。

■ 詳細はこちら
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000046.000020433.html


■ 長さ×横幅×カーブで実現した初めてのフィット感、オーダーハイヒール「gauge」


クラウドファンディング関連です。

自分の足を大切にする女性のために、美しさと健康の両面をカバーした国産オーダーハイヒールブランド「gauge(ゲージ)」のプロジェクト。

目標金額、300,000円に対し、結果は、4,177,000円が集まり、プロジェクトは大成功。

特に注目したのが、「足の長さ」「横幅」のサイズだけでなく「振り角(カーブ)」という新たな概念を加えたサイズ計測をし、一人一人に合うフィット感を提供している点。今後が楽しみです。

■ 詳細はこちら
https://www.makuake.com/project/gauge/

■ 体験記事はこちら – お気に入りを求めて vol.1「オーダーハイヒールブランドで採寸とフィッティングをしてきた」
http://www.lenet.jp/magazine/20180118-01


■ オンライン発のオーダーファッションレーベルLaFabricが『Fabric Tokyo』にリニューアル。商品陳列も購入もないスタイルのお店を銀座にオープン。


国内・カスタムオーダー関連です。

こちら自社のニュースになりますが、1月18日より、ブランド名を「LaFabric」から「FABRIC TOKYO」へリニューアルし、新たなスタートを切ることとなりました。

リニューアルにあたり、今まではサイズへのフィット感を重視してきましたが、これからは一人一人のライフスタイルにフィットするブランド、サービスの提供をしていきたいと思います。

同日に「スマートオーダーストア」を掲げる銀座店もOPENしましたので、お近くの方はぜひ遊びにきてください。。!

■ 詳細はこちら
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000041.000013830.html

■ 関連記事はこちら
– 「Fabric Tokyo」にリブランディング。オンラインカスタムメイドウェア「LaFabric」がブランド名を刷新
https://pilotboat.jp/2018/01/fabric-tokyo/


■ 腕時計から余計なブランドロゴを排して成功した「スラント」の発想力


国内・カスタムオーダー関連です。

設立2017年の新しい腕時計ブランド「SLANT(スラント)」をテーマに、まぐまぐで無料メルマガ「MBAが教える企業分析」を配信する青山烈士さんがブランドの戦略・戦術を分析している記事です。

ニュースというよりは分析記事なので入れるか迷いましたが、記事をじっくりと読んで見ると「SLANTの腕時計には、ブランドロゴがない」というところから興味を持ち、その背景にある「自己表現 = ロゴは不要」という考えが面白く感じたので、紹介しました。

SLANTというブランド自体もこの記事を通じて知ったので、良い発見でした。

■ 詳細はこちら
http://www.mag2.com/p/news/347142


■ スーツの見栄えは生地とサイズ感。高級生地オーダースーツが3万円台で – SuitYa


クラウドファンディング関連です。

オンラインでオーダースーツ・シャツを販売する「Suit Ya」がMakuakeでプロジェクトをスタート。目標金額、500,000円に対して、結果は4,478,892円と大型の成功を収めています。

以前からSuit Yaのことは知っていましたが、記憶が正しければこの2~3ヶ月以内に公式サイトをリニューアルしていたと覚えています。

そこから、クラウドファンディングに挑戦し、この結果となると今後の拡大も視野にいれているのではないでしょうか。

またメーカーが消費者とダイレクトにつながる「Direct To Consumer(D2C)」の流れもしっかりと訴求してますね。

■ 詳細はこちら
https://www.makuake.com/project/suitya/


■ 衣料品をオーダーメイドする「ロボット・テイラー」の特許出願…米アマゾン


そう遠くない未来、感覚でいうと2~3年以内にAmazonがファッション・アパレル業界を飲み込もうとしている気がしてままなりません。

洋服の通販における最大のボトルネックである「サイズ」の問題解決に向け、大手からスタートアップまでさまざまな企業がアプローチを試みていますが、Amazonの考えている視点、視座は他と一線を画しているように思います。

■ 詳細はこちら
https://roboteer-tokyo.com/archives/11544


■ マルイ、”自分の体に合う服だけを選べる”新サービスを始動


大手百貨店のマルイが運営する通販サイト「マルイウェブチャンネル」で、オンライン試着サービスの「Virtusize(バーチャサイズ)」の導入を発表しました。

このバーチャサイズは、「買いたいアイテムと自分のお手持ちのアイテムを比較する」ことで、ぴったりなサイズを見つけることができるサービスで、国内ではBUYMA、SHOPLISTなどに導入されています。

百貨店のネット通販にバーチャサイズのようなサービスが導入されるのは、業界としてもインパクトのあるニュースだったと思います。

■ 詳細はこちら
https://www.fashionsnap.com/article/2018-01-25/oioi-size-web/


■ ゾゾスーツとゾゾが創造するファッションの未来をスタートトゥデイ前澤社長が語る


ファッションニュースを配信するFashionsnapにて、ZOZOTOWNの前澤社長にインタビューをした記事の紹介です。

1月31日に各メディアがインタビュー記事を発表していたので、PRかな?と思いつつ、複数の中から最も配信が早かった1つを選びました。

この記事を読めば、ZOZOスーツに関する情報、前澤社長が考えている構想は一通り理解することができます。このアイディアに行き着くスタートは、自社ブランド構想からだったんだなぁと熟読しながら読み終えました。

ZOZOスーツに関していうと、別で記事にまとめたいのですが、(完全に勝手な)イメージとしては、

①カラダのサイズデータ取得&オーダーメイドの服を提供
すでに解説されている洋服業界でのイノベーション

②定期的なカラダのサイズデータの更新&ヘルスケアへの横展開

③カラダのサイズデータを当たり前に持つ世界を作り、登録したサイズデータをマイアカウント化&他ブランドと連携することで、海外通販サイトでも自分のカラダに合うサイズを知ることができる

、、、ということしようと考えているんじゃないかな?と妄想してます。

なぜなら、それほどカラダのサイズデータを持つことでできることは幅広く、限界がないと思いますので。

ともあれ、早く注文したZOZOスーツが早く届いて欲しいです(笑)

■ 詳細はこちら
https://www.fashionsnap.com/article/yusaku-maezawa-zozo-interview/index.php

■ 関連記事はこちら
– 直撃取材!アパレル覇者の前澤友作が語ったPB「ZOZO」の全貌「ファッションの正解を数値化したい」
https://www.businessinsider.jp/post-161220

– ZOZO前澤社長「我々にとってデータは宝物」超高性能採寸スーツ出荷後の展望を語る – 18/03期3Q決算
http://logmi.jp/261203

– ZOZOSUITに死角ありーー世界のデータサービス業界の景色を一変させる「GDPR」とは
https://amp.review/2018/01/28/gdpr/


まとめ

2018年のスタートということもあり、非常にニュース、出来事の多い1ヶ月でした。

特に、多数のクラウドファンディングのプロジェクトの立ち上げと成功、米国のカスタムオーダー化への動き、オーダーメイド女性靴の市場の盛り上がりが目立った月だったように思います。

自身としても新たなブランドとの出会いが多く、まとめる中でも多くの発見を得られました。

2018年の小売・通販業界、これからどうなるか楽しみですね。

おわり。


この記事で紹介した内容は、2018年1月末時点での情報を元にお届けしています。

記事を読んでいただき、感想やコメントがありましたら「お問い合わせ」から気軽にいただけると嬉しいです。

【2017年12月】カスタマイズEC業界の動向が一目でわかる記事13選

カスタマイズ,パーソナライズ,オーダーメイド,最新情報,最新動向

2017年に入り、何かと暗いニュースの多いアパレル・ファッション業界、、、ですが、実は「オーダーメイド」「カスタマイズ」の市場が伸びていることをご存知でしょうか?

その背景の一つには、若者を中心に大量生産で作られた、いわゆる既成品から、自分仕様を求める「オリジナル志向」への強まりが関係しています。

そして、顧客の変化に合わせて、老舗から新興ブランドまで「オーダーメイド」「カスタマイズ」を当たり前のサービスとして取り入れ始めています。

しかし、企業の担当者が日々の仕事をしながら、その最新情報、動向をキャッチするのは非常に大変なんじゃないか・・・という仮説の元、そのような人の役になればと思い、この1ヶ月の中で話題のニュースをまとめてみました。

紹介する記事は「カスタマイズ」「パーソナライズ」「オーダーメイド」に関連するもので、選ぶ基準としては、完全に主観的なものですが(笑)、

・アパレル、ファッション、通販業界で注目の情報をチェックしたい

・今、注目を集める新サービスや商品の最新情報を知りたい

・他社や新興ブランドについてアンテナを張りたい

という方は、こちらを見れば、1ヶ月に押さえておくべき情報を効率的にインプットすることができると思います。興味のある方は、ぜひ最後までお付き合いください!

もくじ

1.  TIMBUK2(ティンバックツー)、12月7日(木)東京・渋谷区に旗艦店オープン!

2. フェンディがファーフェッチとタッグ!「キャナイ エフ」バッグと「ストラップ ユー」をオンラインでカスタマイズできる新サービス「カスタマイズ イット」をローンチ!

3. バーチャサイズがオンライン試着ソリューションを海外ファッション通販No1サイトBUYMA(バイマ)に提供開始

4. オンライン発のビジネスウェアオーダーブランドLaFabric、“Smart Order Store”をコンセプトに新宿マルイ店をリニューアル!直感的に好みの生地を探せる「Fabric Wall」が登場

5. カスタマイズはものづくりだ – 「スニーカーの外科医」が伝える新しいサステイナビリティ

6. カスタムカーのパーツカタログ「Garage」運営がフェムトから2.5億円調達、アフターパーツ市場のプラットフォーム目指す

7. ユニクロ、世界でセミオーダー事業。米国のほか欧中でも

8. ブラ選びや着用感で悩む全国の女性のためのオンラインチャットサロンを作ります

9. 伊藤忠がオーダースーツ、テーラー採寸、注文はネット

10. アシックス、スマホで足のサイズを計測できるアプリを開発

11.【世界最短】2日で理想のTシャツつくります!

12. Walmartがパーソナライズドショッピングサービスと、レジの無い店舗を開発中

13. Knotが日本の時計製造業の未来を支援する。若き技術者がデザインした特別モデル

まとめ


1. TIMBUK2(ティンバックツー)、12月7日(木)東京・渋谷区に旗艦店オープン!


ここがポイント!

・渋谷にOPENした旗艦店では、「自分だけのカスタムバッグ」をオーダーすることが可能

・約40種類の色・柄からカスタムオーダーを楽しむことができ、注文後、約2週間で商品を届けてくれる

こちら12月の最初に目に入ったニュースで、いきなりテンション上がりました。ティンバックツーの旗艦店を中心に渋谷のメッセンジャーシーンがより盛り上がるといいですね。

ほか、過去メッセンジャーバッグについての記事も書いていますので、ブランドが知りたい方は「機能性とデザイン性に優れたおすすめのメッセンジャーバッグブランド15選」を合わせてご覧ください。


2. フェンディがファーフェッチとタッグ!「キャナイ エフ」バッグと「ストラップ ユー」をオンラインでカスタマイズできる新サービス「カスタマイズ イット」をローンチ!


ここがポイント!

・フェンディ、ブランド史上初となるオンラインカスタマイズサービス”Customize it”をリリース

わざわざ、FARFETCH(オンラインショッピングモール)と組み、サービスをリリースするという点に興味が湧きました。

また記事中の”この時代において、カスタマイゼーションはラグジュアリーの究極の表現です”という文章には非常に共感しました。メゾンもオンラインカスタマイズサービスに取り組み始めている好例ですね。


3. バーチャサイズがオンライン試着ソリューションを海外ファッション通販No1サイトBUYMA(バイマ)に提供開始


ここがポイント!

・バーチャサイズの国内ECサイトへの導入が進んでいる!

・BUYMAも他社ECサイトと同じく、ユーザーが抱えていた「服のサイズへの不安」を解消し、安心して購入してもらうためにバーチャサイズを導入した

バーチャサイズのことは以前から知っていましたが、国内のマーケットシェア約20%を押さえ、ユナイテッドアローズ、マガシーク、ショップリストなどへ導入していると知り、驚きました。

アパレルECサイトが抱える「サイズへの不安」を解消するソリューションを提供する企業として、引き続き、動向から目が離せません。


4. オンライン発のビジネスウェアオーダーブランドLaFabric、“Smart Order Store”をコンセプトに新宿マルイ店をリニューアル!直感的に好みの生地を探せる「Fabric Wall」が登場


ここがポイント!

・12月6日より、LaFabric・新宿マルイ店がリニューアルOPEN!

・店舗では新しく壁一面に生地が取り付けられた「Fabric Wall」が設置され、好きな生地を直感的に探せる店舗となっている

こちら自社の紹介になりますが、新宿マルイ店がリニューアルOPENを迎えました!自分で言うのもなんですが、、、今までで一番良いお店です。

お店に寄っていただいた方は分かると思いますが、まず商品がほとんどありません(笑)というのも、「オーダースーツを作る体験を楽しんでいただいきたい」という気持ちで店舗設計がされているためです。

商品がないので、初めての方はびっくりされてしまうかもしれません。しかし、ネットショッピングの台頭で店舗の役割が再定義される中、「モノを売らない」という形は、これからの小売りの在り方の一つだと思います。

小売店が持つべきものは品揃えではなく、モノを売ることから脱却する勇気なのかもしれません。


5. カスタマイズはものづくりだ – 「スニーカーの外科医」が伝える新しいサステイナビリティ


ここがポイント!

・2017年11月、Farfertchは「改造スニーカー」のオーダーを手がけるユニット「THE SHOE SURGEON」と、スニーカーのカスタマイズワークショップを開催

・2014年以降、スニーカーブームが再来する中、「カスタマイゼーション」は根強いトレンドの一つになっている

・ファッション業界は持続可能性を意味する「サステイナビリティ」の概念が浸透してきており、THE SHOE SURGEONの活動もサスティナブルな活動として注目を集めている

「改造スニーカー」の話題は、HYPEBEASTなどで知っていましたが、「THE SHOE SURGEON」というユニットの活動を詳しく知らなかったので、興味が湧きました。

THE SHOE SURGEON主宰のドミニクは、高校生の時からスニーカーをカスタマイズしていたようで、筋金入りのカスタマイズマニアですね(笑)


6. カスタムカーのパーツカタログ「Garage」運営がフェムトから2.5億円調達、アフターパーツ市場のプラットフォーム目指す


ここがポイント!

・車のカスタマイズパーツの情報収集手段が「雑誌からスマホで検索」の流れへ変化してきている

・情報収集経路が雑誌からスマホで変わる中、カスタムパーツを取り扱うお店のWEBへの対応が不十分という課題があり、Garageはその課題解決を目指している

アパレル・ファッション業界ではないですが、業界がスマホ化の波に遅れる中、いち早くユーザーニーズに気づき、サービスを形にしている方々だ、、、と勉強になりました。

この記事を読んで、何かの本で読んだ「商品・製品で最もユーザーニーズを把握しているのは、販売店のスタッフではなく、実はアフターケアをするスタッフである」という一文を思い出しました。

公式サイトを見る限り、現段階では「カスタム・チューニングカーに特化したカタログメディア」という位置づけのようで、パーツを買うページも淡白な感じですが、ここにAmazonのようにユーザーの声などが見れるようになると、より便利になると思いました。


7. ユニクロ、世界でセミオーダー事業。米国のほか欧中でも


ここがポイント!

・従来、高品質な衣料品を大量生産で製造・販売してきたユニクロだが、消費者の趣味嗜好の多様化に伴い、「顧客一人一人に合う衣服の製造販売モデル」へ舵を取り始めている

日本で展開していたセミオーダーシャツ事業を米国でも始める、という内容でした。

販売チャネルは「ネット通販のみ、価格は$29.90、納期は3〜7日」とのことで、この価格帯、リードタイムはユニクロしかできないな、、という印象を受けました。国内で提供しているものと同じ水準という点も驚愕で、サプライチェーンを押さえているユニクロだからこそできる技ですね。。

米国もオーダー市場は盛り上がってきているので、国内以外だとユニクロのセミオーダー事業に注目です。


8. ブラ選びや着用感で悩む全国の女性のためのオンラインチャットサロンを作ります


ここがポイント!

・WEB上の診断から、一人一人のバストに合うブラを診断してくれるオンラインフィッティングサービス「Fittin(フィッティン)」がクラウドファンディングをスタート!

・「ブラ診断でどの項目を選んでいいかわからない」「WEBの情報だけではやっぱり不安」というユーザーの悩みを解決するため、ウェブ接客ツールの導入のためにパトロンを募集

過去にもクラウドファンディングを成功させたFittinの新しいチャレンジです!頑張って欲しいですね!(自分が男性なのが残念・・・)


9. 伊藤忠がオーダースーツ テーラー採寸、注文はネット 


ここがポイント!

・伊藤忠商事の子会社で高級服地ブランド「スキャバル」の卸売りをするスキャバルジャパンを通じ、「スキャバル・メイド・トゥ・メジャー」をスタート

・国内の一流テーラーと提携し、採寸のボトルネックを解消〜2回目以降は、ネットでも注文できる

オーダースーツ市場が戦国時代へ突入してきていますね。

ずばり、オーダースーツ業界では、「初回は実店舗で採寸、2回目以降はネットでオーダー」がこれからの当たり前になるでしょう。この流れは間違いないです。


10. アシックス、スマホで足のサイズを計測できるアプリを開発


ここがポイント!

・アシックスが開発したスマホアプリ「MOBILE FOOT ID」を利用し、性別やランニングモデルなどの質問に回答していけば、そのデータがアシックスのオンラインストアへ連携され、おすすめのシューズを提案してくれる

ぱっと見、素人向けというよりは、ランニングをする人、トレーニングをする人向けという印象で、何を解決するサービスなのかな?がまだイマイチよくわかりませんでした。(おすすめの靴を知るだけなら、店舗で聞けばいいと思うので)

妄想ですが、ランニングをする人向けに足のサイズデータや靴のデータ、走り方の情報収集をすることで、一人一人のライフスタイルの質を高めるサービスを目指しているんじゃないかな?と思いました。今後のビジョンが気になります。


11.【世界最短】2日で理想のTシャツつくります!


ここがポイント!

・無地Tシャツブランド「9 o’clock(ナインオクロック)」が新しいチャレンジとして、セミオーダーのTシャツ事業を発表

代表の香取さんとは一度、お話ししたことがあり、「セミオーダーTシャツ事業」について詳細をお聞きしていたので、いよいよスタート!という感じです。

Tシャツって、とてもベーシックなアイテムなので、一見すると「カスタマイズする必要性ってあるの?」とも思いがちですが、ベーシックなアイテムだからこそ抱えている潜在的なニーズを掘り起こすことができれば、、、と考えるとワクワクしてきます。


12. Walmartがパーソナライズドショッピングサービスと、レジの無い店舗を開発中


ここがポイント!

・「信頼できるパーソナルショッピング体験」を提供するために、Walmartでは「忙しい人たち」を対象に、パーソナライズされたおすすめ商品の提案とテキストメッセージ(SMS)で注文できるサービスのテストが実施されている

米国の記事を読む度に、小売は「パーソナライズ」が鍵だと心底思います。

ほか、記事を読んでただおすすめの商品を提案するだけではなく、「なぜ、それがおすすめなのか?」も提案しようとしている点に驚きました。

“お客様の信頼を勝ち取るために、どの商品がベストであるかを決めるだけでなく、何故それがベストであるかも決めることです。私たちはスタイル、価格帯、有機・天然の嗜好、その他のパーソナルなデータに基づいて提案を行います”


13. Knotが日本の時計製造業の未来を支援する。若き技術者がデザインした特別モデル


ここがポイント!

・カスタムオーダーのリストウェアブランド「Knot」の新しいクラウドファンディングがスタート!

・Knot初となる産学連携のプロジェクトで、日本の時計製造業の未来を担う若い世代のためのチャレンジ

2014年、Makuakeから怒涛の快進撃が始まったKnotの新しい挑戦。腕時計業界に旋風を起こすだけでなく、これからを担う人材育成のことも考え、行動に移しているKnotを見て、心が温かくなりました。

陰ながら、プロジェクトの成功を応援しています。


まとめ

2017年最後の振り返りとなりましたが、今月も話題の多い1ヶ月でした。

先月の「ZOZOSUIT」並のインパクトのあるニュースはありませんでしたが、伊藤忠のオーダースーツ事業への参入を見る限り、いよいよ国内のオーダースーツ・シャツ業界は戦国時代へ突入し始めている、と感じました。

そして、オーダースーツ・シャツ業界は「初回は実店舗で採寸、2回目以降はネットでオーダー」が今後の当たり前になっていくだろうと肌で感じました。

ほか、ユニクロも米国でのセミオーダーシャツ事業の開始を発表しましたので、大手は日本だけでなく、海外でもしっかりオーダー市場へ舵を取っているのが伺えます。

そういう観点から、今月は、

4. オンライン発のビジネスウェアオーダーブランドLaFabric、“Smart Order Store”をコンセプトに新宿マルイ店をリニューアル!直感的に好みの生地を探せる「Fabric Wall」が登場

7. ユニクロ、世界でセミオーダー事業。米国のほか欧中でも

9. 伊藤忠がオーダースーツ、テーラー採寸、注文はネット

の3つを気になったニュースとしてピックアップしたいと思います。

「情報製造小売」を目指すユニクロ、ZOZOSUITを発表し「体型データ」を真正面から取りにきたZOZOTOWN、さまざまなアプローチでネット注文のサイズへの不安を解消しようと挑戦するスタートアップの数々、、、2018年は、いよいよ”服の買い方”が大きく変わる「パーソナルデータ元年」になるのではないでしょうか。

そんなことを思いながら、年内最後はこの言葉で締めくくります。

“Data is clearly the new oil”(by Jonathan Taplin/”Move Fast and Break Things”著者)

おわり。


この記事で紹介した内容は、2017年12月末時点での情報を元にお届けしています。

記事を読んでいただき、感想やコメントがありました「お問い合わせ」から気軽にいただけると嬉しいです。

【2017年11月】カスタマイズEC業界の動向が一目でわかる記事10選

カスタマイズ,パーソナライズ,オーダーメイド,最新情報,最新動向

2017年に入り、何かと暗いニュースの多いアパレル・ファッション業界、、、ですが、実は「オーダーメイド」「カスタマイズ」の市場が伸びていることをご存知でしょうか?

その背景の一つには、若者を中心に大量生産で作られた、いわゆる既成品から、自分仕様を求める「オリジナル志向」への強まりが関係しています。

そして、顧客の変化に合わせて、老舗から新興ブランドまで「オーダーメイド」「カスタマイズ」を当たり前のサービスとして取り入れ始めています。

しかし、企業の担当者が日々の仕事をしながら、その最新情報、動向をキャッチするのは非常に大変なんじゃないか・・・という仮説の元、そのような人の役になればと思い、この1ヶ月の中で話題のニュースをまとめてみました。

紹介する記事は「カスタマイズ」「パーソナライズ」「オーダーメイド」に関連するもので、選ぶ基準としては、完全に主観的なものですが(笑)、

・アパレル、ファッション、通販業界で注目の情報をチェックしたい

・今、注目を集める新サービスや商品の最新情報を知りたい

・他社や新興ブランドについてアンテナを張りたい

という方は、こちらを見れば、1ヶ月に押さえておくべき情報を効率的にインプットすることができると思います。興味のある方は、ぜひ最後までお付き合いください〜!

もくじ

1. スタートトゥデイ、採寸用ボディースーツ 「ZOZOSUIT(ゾゾスーツ)」 を無料配布、本日より予約受付開始

2. Original Stitch、AIが肌のトーンや顔つきを瞬時に認識し、似合うシャツの色を厳選する新感覚AIカスタマイズアプリ「Stylebot(スタイルボット)」のβ版をリリース

3. オーダースーツをもっと身近に!アパレル業界におけるテクノロジーの新潮流 – グロービズ知見録

4. 第2回プロダクトハンター活動報告会「パーソナライズとサブスクリプション」【スライド&動画】

5. 資生堂が米国ベンチャー企業Giaranを買収~AIを活用しパーソナライゼーションの強化へ

6. セーターを自在にカスタマイズ 、「ラルフ ローレン」が新サービスを開始

7. ライブコマースやD2C、影響力高まる次世代eコマース -ASCII STARTUP-

8. Drake’sのカスタムオーダーが可能な「Made To Order」の常設サービスがDrake’s Ginzaでスタート

9. 自分好みにカスタマイズできる腕時計「Swatch X You」

10. スマホでオーダーメイド製品を作って売れる「MonoSalon」

まとめ


1. スタートトゥデイ、採寸用ボディースーツ 「ZOZOSUIT(ゾゾスーツ)」 を無料配布、本日より予約受付開始


ここがポイント!

・ZOZOTOWNを運営するスタートトゥデイが、採寸用ボディースーツ「ZOZOSUIT」の無料配布と予約受付開始を発表

・「ZOZOSUIT」は、スタートトゥデイとニュージーランドのソフトセンサー開発企業 「StretchSense Limited.」 が共同開発した、伸縮センサー内蔵の採寸用ボディースーツ(トップスとボトムスの上下を着用し、スマートフォンとBluetoothの通信接続で、体型のあらゆる箇所の寸法計測が可能)

・計測した体型データを活用し、ファッションECの課題である「サイズの不安解消」を目指す

発表のあった2017年11月22日を、僕は生涯忘れることはないと思います。

各種メディア、ブログなどで様々な意見や考察がすでに飛び交っていますが、僕が一番感動したのはファッションECの課題である「サイズへの不安」の解決策として、採寸用ボディースーツというアイディアを描き、かつそれをITを駆使してカタチにしたことです。

なぜなら、どんなものであれカタチにして、世に発表しなければ、自分たちが描く未来を実現できないからです。

プレスリリースを出した瞬間、開発に携わったメンバーの人は、きっととてつもなく嬉しかっただろうなぁ、「よっしゃ〜!」って気持ちだっただろうなぁ、なんて思ってます。

先月の記事「【2017年10月】カスタマイズEC業界の動向が一目でわかる記事15選」の中でも、ZOZOTOWNがいよいよくるぞ・・・と触れていましたが、ついに大本命が動いたことで、「体型データ」ビジネス領域・業界に火がつきました。

体型データは同日発表されたプライベートブランド「ZOZO」へ活用されるようですので、2018年は「体型データ」を活用した顧客一人一人のための洋服作りが加速する1年になりそうですね。

「人が服に合わせる時代ではなく、服が人に合わせる時代」へのうねりを感じた1日でした。


2. Original Stitch、AIが肌のトーンや顔つきを瞬時に認識し、似合うシャツの色を厳選する新感覚AIカスタマイズアプリ「Stylebot(スタイルボット)」のβ版をリリース


ここがポイント!

「Original Stitch」が発表したAIを用いたカスタマイズアプリ「Stylebot」では、アプリ上で写真をアップロードするだけでユーザーに合うシャツの色や種類が自動的に提案してくれる

10月のブランドリニューアルに続き、Original Stitchが攻めていますね!

カスタムオーダーECブランドの中でも、ITを駆使して、どんどん新しい取り組みにチャレンジしている稀有なブランドだと思います。

発表の段階では対応言語が英語のみで、日本語版は開発中とのことですが、日本語版が出たらすぐに使ってみたいです。


3. オーダースーツをもっと身近に!アパレル業界におけるテクノロジーの新潮流 – グロービズ知見録


ここがポイント!

・「消費者行動の変化を捉える新たなビジネスモデルとしてのD2C」をテーマに、グロービズで開催されたセミナーがYoutubeで公開!

・ITを駆使したイノベーションとは程遠い印象の小売業界でもテクノロジーの波が押し寄せている

こちら自社の紹介となりますが、一見、IT化やEC化が遅れているオーダースーツ業界において、どのようにテクノロジーを掛け合わせているのか?の事例として、カスタムーダーのファッションECサイト「LaFabric」をピックアップいただいています。

1時間と長丁場ですが、米国小売市場での事例を始め、近年注目浴びる「D2Cモデル(Direct To Consumerモデル)」についても言及していますので、見応えたっぷりです。

個人的に脅威に感じたのは、米国ではAmazon(ECの拡大)の成長に伴う、既存小売業界への影響です。。。Amazonの影響力は無視できないレベルになってきています。

アパレル、通販、ファッション、小売業界を始め、ものづくり全般に携わる方におすすめです。


4. 第2回プロダクトハンター活動報告会「パーソナライズとサブスクリプション」【スライド&動画】


ここがポイント!

サンフランシスコ在住の三浦茜さん主催「プロダクトハンター活動報告会」がYoutubeで公開!

こちら10月31日開催のイベントになりますが、気づき・学びの多い会だったので、再度ご紹介します。

先月書いた「【2017年10月】カスタマイズEC業界の動向が一目でわかる記事15選」の「15. 第二回プロダクトハンター活動報告会 – パーソナライズとサブスクリプション –」の追加情報として見ていただければ。

グロービズさんのセミナー動画しかり、セミナーやイベントの様子をパブリックに共有してもらえるのは、本当にありがたいですね。


5. 資生堂が米国ベンチャー企業Giaranを買収~AIを活用しパーソナライゼーションの強化へ


ここがポイント!

・資生堂が連結子会社のShiseido Americaを通じ、人口知能の先進技術をもつ「Giaran」を買収することで、顧客一人一人に向けたパーソナライゼーションサービスの開発を進めている

アパレル業界に劣らず、化粧品業界もパーソナライズ化が進んでいます。

補足すると、資生堂は2017年1月にカスタムファンデーションをオンラインで購入できる米国のベンチャー企業「MATCHCo」を買収していましたので、2017年はパーソナライズ化に向けた準備を進めた1年として位置付けているのでは、という印象を受けました。(参考:資生堂がアメリカ地域本社を通じて米国ベンチャー企業MATCHCoを買収

この2社の買収を見る限り、、将来的に一人一人の顔、肌の色、骨格に合うカスタム化粧品ブランド、サービス(アプリ?)が立ち上がる流れですね。


6. セーターを自在にカスタマイズ 、「ラルフ ローレン」が新サービスを開始


ここがポイント!

・ラルフローレンがクルーネックセーターにイニシャルやフレーズなど、ユーザーの好きなようにカスタムできるサービスをスタート(対象は米国Webサイト、NYのアッパーイーストサイドにあるフラッグショップのみ)

老舗ブランドもカスタマイズサービスを取り入れ始めている好例です。

対象こそ現在は米国のみですが、米国で成功を収めた後には世界規模へ発展させる構想のようですね。

従来の「需要予測、仕入れ、製造、販売、在庫管理」という服作りの方法から、ラルフローレンは「オーダーメイドで受注、製造、お届け」という、オンデマンド製造へ舵を取り始めているな〜と思った記事でした。


7. ライブコマースやD2C、影響力高まる次世代eコマース -ASCII STARTUP-


ここがポイント!

・ベンチャー支援をする合同会社「pilot boat」の納富さんの寄稿記事で、「C to C」「会話型コマース」「ライブコマース」「D2C」「サブスクリプションコマース」など、EC業界の中でも新しいサービスについてわかりやすく解説している

「こんなサービスあるんだ!」と発見の多い記事でした。同時に色々なサービスが立ち上がっているな〜!とEC業界の盛り上がりも感じました。

個人的には、「BYTAPS」という歯ブラシのサブスクリプションサービス?!にビビっときました。


8. Drake’sのカスタムオーダーが可能な「Made To Order」の常設サービスがDrake’s Ginzaでスタート


ここがポイント!

・Drakes銀座で、ジャケット、シャツ、ネクタイのカスタムオーダーサービスがスタート

・ネクタイは大剣幅や長さ、裏地、イニシャルを入れることが可能

アジア地区初の直営店でのサービス展開ということで商品への期待感が膨らむ一方、納期が3〜4ヶ月かかるのが気になりますね。。。

ファッションへのこだわりが強いお客さん向けだと思いますが、少なくとも僕は待てないと思いました(笑)


9. 自分好みにカスタマイズできる腕時計「Swatch X You」


ここがポイント!

・スウォッチが、ケースやベルト、ループなどの各パーツを自由に選べるカスタマイズウォッチ「Swatch X You(スウォッチ バイ ユー)」を11月9日から発売すると発表

腕時計業界もカスタマイズの波が来ていますね。

公式サイトやYoutubeの動画を見ると、各パーツがプラモデル?を意識したクリエイティブになっていて、可愛らしい印象を受けました。

海外のカスタマイズサービスでは、”Design Your Own ◯◯(あなただけの◯◯をデザインしよう)”と表現されることが多いですが、Swatch X Youも同じような感じですかね。


10. スマホでオーダーメイド製品を作って売れる「MonoSalon」


ここがポイント!

・アスキーの「ガチ鈴木さん」が日々の取材で見つけたスタートアップの中から、個人的にググッときたサービスやプロダクトを紹介するコーナーで、3Dプリンターを使ってオリジナルグッズが簡単に作れる「Monosalon(モノサロン)」がピックアップ!

過去にも紹介したことのある「Monosalon」さんの記事です。 非常に新しい試みをされているスタートアップなので、ぜひチェックしてみて欲しいサービスです。


まとめ

2017年11月を振り返ると、ZOZOTOWNが11月22日発表した「ZOZOSUIT」が業界に激震を与えた1ヶ月でした。

まとめには、気になったニュースを複数選んでいましたが、、、今月に限っては、

1. スタートトゥデイ、採寸用ボディースーツ 「ZOZOSUIT(ゾゾスーツ)」 を無料配布、本日より予約受付開始

の一択です。

SNSでも拡散され、個人的には「11月22日は、ZOZOの日だった」と思うほどでした。

仮に「シェア = ユーザーからの期待」と考えると、「自分に合う洋服が欲しいと思う人は、こんなにも沢山いるんだ・・・」と気づくきっかけにもなりました。

この大きな出来事を踏まえ、今後を考えると、2018年は「体型データ」ビジネスの火蓋が切られる1年になる、そう感じた1ヶ月でした。合わせて、アパレル業界でも「洋服の作り方が変わる1年」となる気もしています。

IT化やテクノロジー化が遅れていると思われているアパレル業界でも、ZOZOTOWNのようにチャレンジをしている企業がこれからの未来を創っていくんだと強く感じました。

ちなみに、ZOZOSUITはしっかり注文しましたので、今か今かと届くのが楽しみです。

おわり。


この記事で紹介した内容は、2017年11月末時点での情報を元にお届けしています。

記事を読んでいただき、感想やコメントがありました「お問い合わせ」から気軽にいただけると嬉しいです。

【2017年10月】カスタマイズEC業界の動向が一目でわかる記事15選

カスタマイズ,パーソナライズ,オーダーメイド,最新情報,最新動向,モノサロン,

2017年に入り、何かと暗いニュースの多いアパレル・ファッション業界、、、ですが、実は「オーダーメイド」「カスタマイズ」の市場が伸びていることをご存知でしょうか?

その背景の一つには、若者を中心に大量生産で作られた、いわゆる既成品から、自分仕様を求める「オリジナル志向」への強まりが関係しています。

そして、顧客の変化に合わせて、老舗ブランドから、新興ブランドまで「オーダーメイド」「カスタマイズ」を当たり前のサービスとして取り入れ始めています。

しかし、企業の担当者が日々の仕事をしながら、その最新情報、動向をキャッチするのは非常に大変なんじゃないか・・・という仮説の元、そのような人の役になればと思い、この1ヶ月の中で話題のニュースをまとめてみました。

紹介する記事は「カスタマイズ」「パーソナライズ」「オーダーメイド」に関連するもので、選ぶ基準としては、完全に主観的なものですが(笑)、

・アパレル、ファッション、通販業界で注目の情報をチェックしたい

・今、注目を集める新サービスや商品の最新情報を知りたい

・他社や新興ブランドについてアンテナを張りたい

という方は、こちらを見れば、1ヶ月に押さえておくべき情報を効率的にインプットすることができると思いますので、興味のある方はぜひお付き合いください〜!

もくじ

1. 完全オーダーメイドのファッションEC「LaFabric」が7.4億円調達

2. D2Cビジネスモデルに関する調査レポートを公開 by LaFabric

3. 国産腕時計ノットが最初の店舗を「住宅街」にした理由

4. IQOSをファッションアイテムに、ケースのカスタマイズサービスが拡大

5. 自宅採寸で1週間納品を実現、オンワードからオーダースーツの新ブランド

6. シリコンバレー発オンラインカスタムシャツブランド Original Stitch ブランドメッセージやウェブデザインを一新し、新たなブランディングスタートを発表!

7. オンライン発のビジネスウェアオーダーブランドLaFabric“体験”をテーマにしたリアル店舗 コレド日本橋店オープン!プロのコーディネーターのカウンセリングが受けられるスーツバーを常設

8. タカキュー、オーダースーツ専門店「スーティスト」を新宿サブナードにオープン

9. ヴァシリー、AIが着こなしを解析、似たアイテムを提携サイトから探して表示

10. パーソナルスタイリストサービス『Stitch Fix』がいよいよNASDAQ上場へ

11. 1枚からアナログレコードが作れるオンラインサービス「CUT&REC」がローンチ

12. サイズレコメンドエンジン「unisize」を提供するメイキップ、 韓国ロッテグループ Lotte Homeshopping とパートナーシップ契約を締結

13. フルカスタマイズできる時計ブランド「アンダーン」が初上陸、スニーカーイベントに出店

14. スタートトゥデイPBの詳細発表、究極のフィット感を追求した”超ベーシックアイテム”展開

15. 第二回プロダクトハンター活動報告会 – パーソナライズとサブスクリプション –

まとめ


1. 完全オーダーメイドのファッションEC「LaFabric」が7.4億円調達


ここがポイント!

・オンラインでオーダースーツ、シャツを1着から注文できるのスタートアップブランド「LaFabric(ラファブリック)」の資金調達発表

こちら自社のニュースになりますが、Techcrunchをはじめ、各SNSでもたくさんシェアいただいたので、身が引き締まる思いでした。

国内では衰退産業という位置づけのアパレル業界ですが、会社として”だれもが自分らしいライフスタイルを自由にデザインできるオープンな社会をつくる”というビジョンを掲げ、ビジネスウェアを通じ、”はたらく楽しさ”を届けたいという気持ちで日々、LaFabricを運営しています。

一人一人のお客さまにより良い商品を手の届きやすい価格帯で届けるため、自社で企画・製造した商品を自社チャネルで販売する「D2Cモデル(Direct to Consumer)」を採用し、今回のニュースでも新しい流通の形としても注目され始めています。

僕はそんな中でも”カスタマイズ”専門なので(笑)、将来、一人一人のお客さんのニーズに応えるサービスを作っていきたいと思います。


2. D2Cビジネスモデルに関する調査レポートを公開 by LaFabric


ここがポイント!

・米国小売業界を中心に、日本でも自社で企画&製造した商品を自社ECサイトで販売する「D2Cモデル(Direct to Consumer)」というモデルが広まり、存在感を増してきている

・D2Cモデルの特長は「無駄な流通を省くことによる、高品質・適正価格のものづくり」、「販売チャネルを自社ECサイトに絞ることで、パーソナルデータを蓄積」、そして「店舗はただの販売型ではなく、体験を目的としたEC連動型」という3点

上に続き、自社ニュースが続きますが(笑)、近年小売業界のキーワードの一つである「D2C」についてのレポートです。特に、小売業界の方におすすめです。


3. 国産腕時計ノットが最初の店舗を「住宅街」にした理由


ここがポイント!

・創業たったの3年で、年間約15億の売上高(2016年11月実績)を叩き出す国産腕時計ブランド「Knot」の遠藤社長は、創業前に米国のメガネブランド「Warby Parker」のビジネスモデルを参考にしていた

・一号店目を吉祥寺にオープンした理由は、「口コミ」によるPRを見越したものだった(口コミによるSNSでの拡散も見越していた)

・【Knot独自の出店ルール】仮にお店にきて、欲しかった商品が欠品していた、ちょっとイメージと違ったなどの理由で時計を買わなかったとしても、例えば「吉祥寺って久しぶり」「ノットは買えなかったかもしれないが、結果的に良い時間だった」と言ってもらえるような、思い出が残る場所にだけ出店している

こちら「Knotの戦略」をテーマにした、ドミノピザジャパンCMOの富永朋信氏とKnot代表の遠藤社長の対談記事をピックアップしました。

短期間で圧倒的な成長を続けるKnotのマーケティングの秘訣、視点が知れる良い記事です。


4. IQOSをファッションアイテムに、ケースのカスタマイズサービスが拡


ここがポイント!

・アイコスの期間限定店「IQOSphere渋谷」のリニューアルに伴い、10月中旬から文字をレーザーで刻印するサービスを開始

記事を読んで驚きましたが、こちらのお店、2017年8月のオープンから約2万人が来店しているようですね!アイコスの人気に驚きました・・・。

アイコスユーザーで、「周りと同じデザインのものを持ちたくない」という人に朗報ですね。


5. 自宅採寸で1週間納品を実現、オンワードからオーダースーツの新ブランド


ここがポイント!

・オンワードグループが”オーダーメイドスーツ”に特化した新ブランド「カシヤマ・ザ・スマートテーラー」のリリースを発表

・価格は3万円台〜で、納期は最短で約1週間納品

・新ブランドは現在、運営する「セビロアンドコー(SEBIRO & CO.,)」の全店舗を「カシヤマ・ザ・スマートテーラー」としてリニューアルオープン

いよいよ、オンワードも「オーダースーツ」市場へ準備してきたものを投じた印象です。

この記事ですでに何度か出てきましたが、こちらの新ブランドも「D2Cモデル」を採用しているようで、国内のオーダースーツ業界がどんどん「D2Cモデル」となってきているのを肌で感じました。


6. シリコンバレー発オンラインカスタムシャツブランド Original Stitch ブランドメッセージやウェブデザインを一新し、新たなブランディングスタートを発表!


ここがポイント!

・2014年4月に日本に上陸した、オンラインカスタムシャツブランド「Original Stitch」がブランドのリニューアルを発表

10月に書いた「【2017年9月】カスタマイズEC業界の動向が一目でわかる記事15選」でも紹介したオリジナルスティッチですが、今回のリニューアルでサイトやメッセージが洗練され、無駄なものが削ぎ落とされた印象を受けました。

カスタムシャツ = 「自己実現ツール」「自分らしさの追求」という考えや思想には非常に共感します。


7. オンライン発のビジネスウェアオーダーブランドLaFabric“体験”をテーマにしたリアル店舗 コレド日本橋店オープン!プロのコーディネーターのカウンセリングが受けられるスーツバーを常設


ここがポイント!

・オンラインストアでオーダースーツ、シャツを注文できるスタートアップブランド「LaFabric」がコレド日本橋に新店舗をOPEN

こちらも自社のニュースですが、東京駅からアクセスの良い「コレド日本橋」へ新店舗をオープンしました。

過去、日本橋エリアでは「コレド室町」に出店し、好評をいただいていたのでまた日本橋に戻ってくることができ、嬉しい限りです。


8. タカキュー、オーダースーツ専門店「スーティスト」を新宿サブナードにオープン


ここがポイント!

・紳士服、婦人服を扱うタカキューが”オーダースーツ”に特化した新ブランド「SUITIST(スーティスト)」のリリースを発表(オープンは10月27日)

・パターンオーダーで仕立てるスーツは3万円台、シャツは約7,000円台から用意し、納期は最短1週間

オンワードに続き、タカキューも「オーダースーツ」市場へ新業態を投入してきましたね。

この記事をしっかり読んでいただいた方はもうすでにお分かりかと思いますが、10月だけでオンワード、タカキューの2社が「オーダースーツ」へ舵を切っていることがわかります。


9. ヴァシリー、AIが着こなしを解析、似たアイテムを提携サイトから探して表示


ここがポイント!

・ファッションコーディネートアプリ「IQON(アイコン)」を運営するVASILYは、インスタグラマーが投稿した着こなし画像を人工知能が分析し、ユーザーへ近い商品をリコメンドする「SNAP by IQON」というサービスを提供している

・VASILYは「SNAP by IQON」経由で商品が購入された場合、通販サイトから手数料を受け取る

このサービス、素晴らしいですね。。

Instagramの普及により「画像が消費を喚起する事例の増加」の一方で、「インスタで気になる着こなし画像を見つけても、それに近い商品を探し出すのはとても大変」という時代背景と女性のニーズを的確に捉えています。

ほか、これは実際に話を聞いて驚きましたが、女性を中心にInstagramのハッシュタグをGoogleの検索と同じように利用しているケースが徐々に増えてきているそうです。

VASILYのサービスは、そんな”新しい使い方”から生まれるニーズも満たそうとしているのかもしれませんね。(※スタートゥデイは2017年10月にVASILYの株式をすべて取得し、完全子会社化)


10. パーソナルスタイリストサービス『Stitch Fix』がいよいよNASDAQ上場へ


ここがポイント!

・米国で話題の”スタイリストコマース型”ファッションスタートアップ「Stitch Fix」の上場目論見書を参考に事業内容、ビジネスモデル、財務諸表、資金調達の内容についてまとめられた記事

・スティッチフィックスは、事前にスタイリング料として、ユーザーから$20を支払ってもらうことで返却率を下げる工夫をしている(またこの事前徴収が業績にも好影響を与えている)

・BSを見ると、キャッシュで約128億円を計上している

以前からチェックしていましたが、2011年からの創業6年で上場、かつこの結果は凄いですね。

従来、 Eコマース(通販)といえば、「欲しいものをオンラインストアを通じて購入し、手に入れる」という形態がメインでした。

しかし、Stitch Fixが面白いのは、「顧客一人一人にパーソナライズされた商品をオンラインとリアルを介し、提案してもらい、気に入れば購入する」というサービスを提供している点です。

僕も最近チェックしていますが、Stitch Fixの成功例をみて感じたのは、今後「◯◯のプロ(Stitch Fixでいうと、スタイリスト)が、あなたのために◯◯を選びます」というサービスの潮流を感じました。

ほか、別で「27歳で起業、創業6年で売上1,000億円を突破!AIがスタイリストの服のチョイスを支援する「Stitch Fix(SFIX)」の上場申請書(S-1)を読んでみた」という記事も見つけましたので、気になる方は合わせてご覧ください(こちらの方はより詳しく書かれています)。


11. 1枚からアナログレコードが作れるオンラインサービス「CUT&REC」がローンチ


ここがポイント!

「CUT&REC(カット・アンド・レック)」を利用すれば、音源と画像のみでジャケット付きのアナログレコードを1枚からオーダーできる(7インチで3,800円〜から)

むっちゃいいですね、痺れました。こういうサービス、好きだ。。(笑)

Itunesのリリースから早10年?ぐらいですかね。デジタル化と相性の良い音楽はどんどんオンデマンド化していますが、デジタル化が進む一方で、手触り感のある「アナログ」へのニーズがあることも確かです。

アマチュア、セミプロでバンドやってる人は物販販売で利用してみてもいいんじゃないでしょうか。


12. サイズレコメンドエンジン「unisize」を提供するメイキップ、 韓国ロッテグループ Lotte Homeshopping とパートナーシップ契約を締結


ここがポイント!

・アパレルECサイト向けサイズレコメンドサービス「unisize(ユニサイズ)」と韓国最大規模の通販サイト「Lotte imall」の提携により、韓国の通販業界で「サイズのミスマッチ」問題解消に向けた動きが加速化(導入は2017年12月予定)

アパレル、ファッション業界にITを掛け合わせた「ファッションテック」というキーワードの文脈で、ユニサイズさんのことは知っていましたが、いきなり韓国、、しかもLotte imallへの提携に驚きました。

ユニサイズがもつ「最短1分のアンケートに答えるだけでサイズを確認できる機能」の効果がここで発揮されれば、提携先の規模感から、アジアへのサービス拡大も視野に入れることができますね。

通販サイトが持つ「サイズへの課題」解決に向けて取り組む企業事例として、引き続き、アンテナを立てていきたいと思います。


13. フルカスタマイズできる時計ブランド「アンダーン」が初上陸、スニーカーイベントに出店


ここがポイント!

・「UNDONE(アンダーン)」はROREXの修理やカスタマイズを請け負っていたMichael Young氏が2014年に設立したブランドで、日本へ初上陸となる

・価格帯は約6万円〜からで、ムーブメント、ダイアルなど、すべてフルカスタムが可能

日本初上陸ということで、腕時計業界にも「カスタムオーダー」の流れがきていますね。

公式サイトも見ましたが、「個性」への訴求や選べるデザインの豊富さに、海外っぽさを感じました。これからどうなるのか引き続き、注目です。


14. スタートトゥデイPBの詳細発表、究極のフィット感を追求した”超ベーシックアイテム”展開


ここがポイント!

・ZOZOTOWNが準備を進めているプライベートブランドについて大枠を発表、キーワードは「今までファッションブランドが使ったことのない機械を使う」こと、「科学とテクノロジーを駆使し、究極のフィット感の実現を目指している」こと

ついに、ベールを脱いできました。

10月最大のニュースではないでしょうか。さまざまな憶測が飛び交いますが、国内では年内にリリース目標と報道されているので、楽しみで仕方がありません。

ほか、発表に対するコメントや意見はNewspicks上で「スタートトゥデイPBの詳細発表、究極のフィット感を追求した”超ベーシックアイテム”展開」を見ると、面白いですよ(笑)


15. 【SlideShare】第二回プロダクトハンター活動報告会 – パーソナライズとサブスクリプション –


ここがポイント!

・サンフランシスコ在住の三浦茜さん主催「プロダクトハンター活動報告会」で利用されたスライドです(SlideShareというサービスを使われてます)

・Stitch Fixなどのスタイリスト型コマースをはじめ、ボット接客、ホームコンサルティングサービス、サブスクリプションサービス、カスタムサービスなどの事例が盛り沢山!

この報告会のイベント、実際に参加してきました。結論からいうと、米国小売を中心に、パーソナライズ化された商品・サービスの台頭と活躍を肌で感じました

「あなたの好みに合う◯◯」「注文1つからでもカスタム可」など、商品やサービスでも確実に一人一人の顧客のニーズ、要望に合うブランドがどんどん出てきており、超カスタム時代がきている、しかもそれが近い未来の当たり前になる、、、いや、もう米国ではすでにそうなってきていると思いました。

また話すと長くなってしまいそうなので、割愛しますが「サブスクリプション」型サービスへの可能性も感じました。参加してよかった〜〜〜〜。

イベントに興味を持たれた方のために、SNSの情報元を記載していますので、参考にしてみてください。

Twitter「#プロダクトハンター
Facebook「プロダクトハンターあかねのネタ帳


まとめ

2017年10月を振り返ると、今後のアパレル・ファッション・通販業界に影響を与えるであろう大きなニュース、発表が多い1ヶ月だったのではないでしょうか。

大局的な感想を述べると、

・LaFabricが大型資金調達発表をした一方で、既存紳士服企業2社が”オーダーメイドスーツ”ブランドを発表し、オーダー市場への参入開始

・オーダー市場が盛り上がる中、謎に包まれてきたZOZOTOWNのPBブランドが着々とリリースに向けて準備中

・米国ではStitch Fixをはじめとする、「パーソナライズサービス」の存在感が増してきている(上場目論見書の中身が裏付け)

という盤面をイメージしていました。

すべてオーダーメイドになればいい!とは思いませんが、一人一人のニーズが多様化する現代では、従来のただトレンドを追うだけの大量生産・大量消費スタイルはもはや通用しなくなってきていることは明白です。

そんな時代でニーズを掴み、お客さんに喜んでもらうための一つの解として「パーソナライズ」が大きな役割を果たし始めている、そう感じた1ヶ月でした。

おわり。


この記事で紹介した内容は、2017年10月末時点での情報を元にお届けしています。

記事を読んでいただき、感想やコメントがありました「お問い合わせ」から気軽にいただけると嬉しいです。

【2017年9月】カスタマイズEC業界の動向が一目でわかる記事15選

カスタマイズ,パーソナライズ,オーダーメイド,最新情報,最新動向,モノサロン,

2017年に入り、何かと暗いニュースの多いアパレル・ファッション業界、、、ですが、実は「オーダーメイド」「カスタマイズ」の市場が伸びていることをご存知でしょうか?

その背景の一つには、若者を中心に大量生産で作られた、いわゆる既成品から、自分仕様を求める「オリジナル志向」への強まりが関係しています。

そして、顧客の変化に合わせて、老舗ブランドから、新興ブランドまで「オーダーメイド」「カスタマイズ」を当たり前のサービスとして取り入れ始めています。

しかし、日々の仕事をしながら、その最新情報、動向をキャッチするのは非常に大変なんじゃないか・・・(きっと、そうにちがいない)と思い、今回、試験的に記事にまとめてみました。

選ぶ基準としては、完全に主観的なものですが(笑)、

・アパレル、ファッション業界内でのオーダーメイドの情報をチェックしたい

・今、注目を集めるカスタマイズECサービス、EC業界の動向を知りたい

・他社や新興ブランドについてアンテナを張りたい

という方の情報感度を幾分高めることはできると思いますので、気になる方はぜひお付き合いください〜!

もくじ

1. 日本橋に “バストの悩みに向き合う” フィッティングサロンを作ります!

2. 「9歳の少女もデザインして販売」ーーハンドメイドアクセサリーの作成・購入プラットフォーム「monomy」運営元が総額1.2億円の資金調達を実施

3.  デニムはオーダーが新しい──自分だけのリーバイス®

4. 3Dオンライン試着システムの大幅アップデート実施。オーダーメイドブランドをメインとしたECモールへの出店者募集開始。

5. ふんどしは、パーソナライズされる未来へ向けた知的でいたずらな社会実験

6. コナカ/オーダースーツブランド「ディファレンス」23店舗を新規出店

7. まさにファッション革命!服の外観を数秒単位で変化させるウェア「Kino」に釘づけ

8. 高品質かつ上品なオーダーメイドシャツをお手頃価格で入手できるオンライン仕立てサービス「Crisp」

9. ヒールを着せ替えできるシューズ「ファムゾン」が販売再開

10. 返品率驚異の4%。オーダーメイドシャツのOriginal Stitchは日本の市場をどう変えるのか

11. シェアファクトリー的な未来型の製造業構築へ、アリババが「ニューマニュファクチャー(製造業)」のコンセプトを発表

12. 自動車も家電もカスタマイズ、特注品市場を見据える「カブク」の挑戦

13. パターンは100万通り!絶対に友達とカブらない世界にひとつのオーダーメイドカメラストラップ!オンラインで注文できるようになりました!

14.  「オニツカタイガー」シューズのカスタムオーダーを初導入

15. アイデアを1点からすぐカタチにできる試作品・特注品の製作サービス「MonoConnect(モノコネクト)」をリリース!

まとめ


1. 日本橋に “バストの悩みに向き合う” フィッティングサロンを作ります!


ここがポイント!

・女性のブラに特化したオンラインフィッティングサービス「FITTIN(フィッティン)」が初のクラウドファンディングにチャレンジ

・目標金額の350,000円をクリアし、プロジェクト成功

「バストをブラにあわせる」のではなく 「ブラを体にあわせる」フィッティングを、当たり前にしたい。という一文にグッときました。


2. 「9歳の少女もデザインして販売」ーーハンドメイドアクセサリーの作成・購入プラットフォーム「monomy」運営元が総額1.2億円の資金調達を実施


ここがポイント!

・アプリ上でハンドメイドアクセサリーを作成・注文できるサービス「monomy(モノミー)」が資金調達を発表、次のフェーズへ

・好きなアクセサリーに「LIKE」をすれば保存ができるため、それがユーザー同士のコミュニケーションとなり、アプリがコミュニティー化している

サービスリリース後に試しに作ってみたことがありますが、たしかに簡単にアクセサリーが作れて、びっくりしました。

この「アプリがコミュニティー化」しているのは知りませんでした。引き続き、今後に期待です。


3. デニムはオーダーが新しい──自分だけのリーバイス®


ここがポイント!

・新宿にあるリーバイスでは、デニムのカスタマイズが楽しめる「テーラーショップ」が併設されている

・ジーンズのカスタマイズの様子が写真で紹介されていて、サービスの魅力がビジュアルで伝わる

何度か足を運んだことがありますが、新宿駅からアクセスも良く、さくっと見に行けます。タイミングがあれば、試してみたいです。


4. 3Dオンライン試着システムの大幅アップデート実施。オーダーメイドブランドをメインとしたECモールへの出店者募集開始。


ここがポイント!

・東京大学発のファッションテックスタートアップ、(株)Sapeetが開発する3Dネット試着サービス「SAPEET EC TOOL」が3Dボディアバター、衣服などの表示解像度をアップグレード

このサービス初めて知りましたが、従来、実店舗でしていた「試着」をオンライン上で再現できるように取り組んでいるようです。

オムニチャネルEC、カスタマイズECサービスが増える中で、「試着のイメージ」に課題を持つ企業の解決策になりそうですね。


5. ふんどしは、パーソナライズされる未来へ向けた知的でいたずらな社会実験


ここがポイント!

・パナソニック、カフェカンパニー、ロフトワークが共同で運営し、「これからの100年をおもしろくするプロジェクトか?」を判断基準に、採択されたプロジェクトが入居するワークスペース「100BUNCH」のプロジェクト発表のニュース

・今回は、”ふんどし”を「表現者のためのファッションウェア」として未来に伝えたい、というプロジェクトを実施する星野雄三さんの濃厚インタビュー

タイトルを見て、一瞬何がなんだかわかりませんでした(笑)が、記事の内容は非常に濃密で、読み応えがありました。

パーソナライズされていくこれからの社会の中で、”ふんどし”を社会のアイコンとして位置付けている思想に興味が湧きました。


6.  コナカ/オーダースーツブランド「ディファレンス」23店舗を新規出店


ここがポイント!

・紳士服のコナカが新しく運営するアプリでスーツをオーダーできるショップ「ディファレンス」が、サービス好評に伴い店舗数を10月末までに23店舗オープン

・10月末までに新店舗がオープンすることで、カバーエリアは東北から九州までエリアが伸びる

先行投資の要素も大きいと印象ですが、この新店舗オープンのスピードはすごいですね。爆速です。


7.  まさにファッション革命!服の外観を数秒単位で変化させるウェア「Kino」に釘づけ


ここがポイント!

・MIT Media Labが、服の装飾がゆっくりと動く未来感を感じさせるコスチューム「Kino」の試作モデルを発表

・服の装飾(ロボット)が自動で動き、衣服の外観デザインが変化する様子が動画で見れる

初めて見た時は「なんだこれは。。。」と理解できませんでした。主観的な意見ですが、ロボットがうねうねしていて気持ち悪く感じました(動画ぜひ見てみてほしいです笑)。

MIT Media Labのメンバーが見ている世界は僕とは違うのだろう。。。と思いました(笑)


8.  高品質かつ上品なオーダーメイドシャツをお手頃価格で入手できるオンライン仕立てサービス「Crisp」


9. ヒールを着せ替えできるシューズ「ファムゾン」が販売再開


ここがポイント!

・ヒールの着せ替えができるシューズブランド「ファムゾン」が9月15日から一般販売を開始

・2017年6月に限定発売したところ、注文が殺到し、完売し、2ヵ月後の再開となった

は、初めて知りました・・・。一足、二万円〜ほどするみたいで、決して安くはないですが、バカ売れしているようですね。

個人的には、開発期間に目が止まりました。公式サイトを見ると開発に3年の時間をかけて商品化しているらしく、厳しい日本のヒール安全基準テストに世界で初めて成功したそうです。着想〜商品化までの開発ストーリー、どこかで生で聞ける機会がないかなぁ。


10. 返品率驚異の4%。オーダーメイドシャツのOriginal Stitchは日本の市場をどう変えるのか


ここがポイント!

・オンラインでオーダーシャツを注文できる「オリジナルスティッチ」の狙いは、既製品が大半を占めるが、2,800億円もの市場があるシャツのマーケットシェア

・1着5,500円で提供できる理由の一つは、「店舗を持たず、ネットのみの販売」に販売チャネルを絞っていることが挙げられる

・CEO曰く、「ECの未来はパーソナライズ」が鍵となる

2014年に日本に上陸して以来、「オンラインでオーダーシャツの販売」に特化し、成長を続けているオリジナルスティッチですが、最近メディアに取り上げられる機会が多くなっていますね。

カラダのサイズを測定するために、積極的にテクノロジーを駆使して解決に取り組んでいるテクノロジードリブンなスタートアップだと思います。

オーダーメイドEC市場・業界を盛り上げたい同士として直接、話を聞いてみたいなぁ。


11. シェアファクトリー的な未来型の製造業構築へ、アリババが「ニューマニュファクチャー(製造業)」のコンセプトを発表


ここがポイント!

・アリババCEOのジャック・マーが「カスタマイゼーション」と「パーソナライズ」を取り入れた新しい製造業の姿を構想していると発表

・全貌はまだベールに包まれているが、中国の深センでは工場の設備を複数の企業や人が共有できる「シェアファクトリー」という工場が生まれており、このシェアファクトリーが「ニューマニュファクチャー」の実現に一役買うと予想される

・今後の製造業は「データ」が経営資源となり、今後はインターネットと工場の融合が未来の製造業の姿となる

この動き、ユニクロの「有明プロジェクト」にも近いものを感じます。モノ作りをするすべての企業を対象に、この動向は見逃せないと思います。

ほか、記事で「製造業は、もはやMade in USAやMade in Chinaが表示されるのではなく、「Made in INTERNET」と表示する時代に突入するかもしれない。未来の製造業の本質は、製造業ではなくサービス業となる。製造業が最大の雇用を生み出すという時代はもうとっくに過ぎ去った。新しい時代の準備をしなければならない。」という一文に電撃が走りました。


12. 自動車も家電もカスタマイズ、特注品市場を見据える「カブク」の挑戦


ここがポイント!

・デジタルものづくりプラットフォーム「カブク」が提供するサービスを利用すれば、自動車や家電など、今までカスタマイズできなかったものを、一点からデジタルで製造することができる

・ホンダとの取り組みで、カスタマイズ車両の共同製作の実績を出している

「カスタマイズ」と聞くと、一般消費者向けの商品やサービスが取り上げられやすい傾向にありますが、市場のポテンシャルでいうとB to Bに可能性が眠っていると確信する記事でした。

特に、日本の特注品市場は約7億円あるそうで、ここのマーケットシェアの争奪戦が繰り広げられる未来を想像しました。


13. パターンは100万通り!絶対に友達とカブらない世界にひとつのオーダーメイドカメラストラップ!オンラインで注文できるようになりました!


ここがポイント!

・南米ペルーのインカ織物を使ったオーダーシューズブランド「デリンカ」が扱うカメラストラップは、生地だけでなく、革、ヒモ、ステッチ、太さなどを選ぶことができる

・すべてペルーの伝統的な生地のため、独特の色彩、デザインのストラップが手に入る

1本約4,000円で注文ができるようで、民族感のある色柄が素敵ですね。


14.  「オニツカタイガー」シューズのカスタムオーダーを初導入


ここがポイント!

・オニツカタイガーが2018年1月に、カスタムオーダーのサービスをスタート

・カスタムオーダーサービスは、9月29日に表参道にオープンする「オニツカタイガー表参道 NIPPON MADE」店限定となる

NIKE、アディダス、リーボック、コンバースに続き、ついにきたか〜!という印象です。サービスリリースまでにまだ時間はありますが、2018年が楽しみになるニュースです。


15.  アイデアを1点からすぐカタチにできる試作品・特注品の製作サービス「MonoConnect(モノコネクト)」をリリース!


ここがポイント!

・3Dプリンターとレーザカッターでオリジナル3Dデザインの商品を一点から注文できる「MonoSalon」の新サービス

・新サービスの「MonoConnect」は、中小企業、ベンチャー企業、個人事業主の抱える「少量品の作りたいけど、作れない」という課題を解決する試作品、特注品の製作サービス

個人的にも交流のあるMonoSalonさんの新サービスリリース情報です!

今まで一般消費者向けのサービスを運営されていましたが、新しく法人向けのサービスをリリースし、今後に期待です。公式サイトで、実際の製作事例を見ると「こんなこともできるんだな〜」とワクワクします。ぜひ一度、チェックしてみてください!


まとめ

初めての試みでしたが、いざまとめてみると、途中から「あれ、これ自分自身の情報収集のインプット、アウトプットの場になってる」と思い、終始ノリノリでまとめました(笑)

こうして記事にしてみると、ニュースの多い1ヶ月でした。個人的に「これは知らなかった〜!」「頑張って欲しい〜!」と思う記事を選ぶと、

9. ヒールを着せ替えできるシューズ「ファムゾン」が販売再開

11. シェアファクトリー的な未来型の製造業構築へ、アリババが「ニューマニュファクチャー(製造業)」のコンセプトを発表

15. アイデアを1点からすぐカタチにできる試作品・特注品の製作サービス「MonoConnect(モノコネクト)」をリリース!

の3つでした。

ファムゾンの売れ行き、アリババの描く新しい製造業の未来の動向には目を光らせつつ、以前から交流のある「MonoSalon」さんの新サービスを応援していきたいと思います。

おわり。


この記事で紹介した内容は、2017年9月末時点での情報を元にお届けしています。もし、「こんな記事やニュースもあったよ!」という情報があれば、お気軽にお問い合わせからご連絡ください。

【2022最新】オリジナルスニーカーが作れるカスタムサービス・専門店10選

スニーカー カスタム

・周りの人とかぶらないデザインのスニーカーが欲しい

・スニーカーのカスタムを試してみたい


・スニーカーカスタム好きだけが知っている、通なブランドが知りたい

と、お探しではありませんか?

この記事は、Nike iD(現Nike By You)が国内でスタート後、ランニングシリーズの「Nike Free」や、ストリートで根強い人気の「エアハラチ」などをカスタムしてきた管理人(@maataroudesu)が、2021年7月時点の最新情報をまとめたものです。

スニーカーをカスタムしてみたい!という方のお役に立てるようにリサーチをしていますので、ぜひご参考になれば幸いです?

もくじ

・はじめに
・人気ブランドで体験できる、スニーカーカスタム5選
・スニーカーのカスタムに特化した専門店5選
・あとがき

はじめに

オリジナルのスニーカーは1万円あれば手に入る!

オリジナルのスニーカーを作ってみたいと思うケースはたくさんあると思います。

・スニーカー好きが高じてカスタムしてみたくなった人

・ダンスなど、パフォーマンスのためにカスタムしてみたい人

・憧れのスニーカーがあるけど、お金がないので色やデザインだけでも似せたものが欲しい人

欲しい理由はそれぞれだと思いますが、この記事を読んでいただければ必ず手に入れられます。

なぜなら、人気のスニーカーブランドを中心に1万円前後で購入できるモデルを用意していますが、あまり知られていないためです。

この事実は実際に体験した人しか知っておらず、オリジナルスニーカーをなんとなく知っている人は「だいたい、1万5千円から2万円ぐらいするものなんでしょ?」というイメージを持たれています。

実際欲しいモデルがそのぐらいの値段だから、という背景もありますが、モデルを選ばなければ1万円あれば作れてしまうんです。

本ブログを運営する管理人の初めてのカスタムスニーカーは、2013年頃に発売された「Nike Free」でした。

当時、裸足感覚の新シューズという、男心をくすぐる(笑)キャッチコピーと共に、ランニング、トレーニング向けの新モデルとして発売したシリーズで、大阪・心斎橋にあるNike Osakaへワクワクしながら、週末を利用して買いに行きました。

あの時のお店までのワクワク、お店に着いてからスタッフさんへ「Nike iDを試してみたいんですけど・・・」と伝えた時に2Fの専用スペースに案内された時のドキドキなど、今思うとほかでは得られない記憶に残る体験でした。

2000年代にNike By You(旧Nike iD)が日本に上陸してから、大手スニーカーブランドがこぞってカスタムサービスをスタートし、今でこそ選択肢が増えましたが、自身の知人をみても「実際に試してみたよ!」という人はまだまだ少ないと思います。

だからこそ、この記事を通じて、スニーカーをカスタムしてみたいと思っている人のお役に立てればいいなと思います。

人気ブランドで体験できる、スニーカーカスタム5選

大手スニーカーブランドが提供する、カスタムサービスについてまとめました。


Nike By You(旧Nike iD)

NIKEのスニーカーを好きな色・素材に組み合わせて自分だけの一足を注文できるサービスです。

管理人からの一言

過去、 Nike FreeとNike エアハラチの2つをオーダーした経験があります。結論からいうと、二足ともずっと愛用しています。Nike Freeは当時、トレーニングやランニング向けシューズのトレンドが派手なものが多かったこともあり、白・青・ピンクなど、ごちゃ混ぜにしました。

大丈夫かな〜と不安でしたが、出来上がりを見ると「こんなの見たことない!」デザインの一足に仕上がり、非常に満足しました(笑)

Nike エアハラチはシンプルなデザインにしたかったので、自分のネームを入れるなどワンポイントのカスタマイズを楽しみました。納期も基本は4週間〜ですが、経験上、実際は3週間〜4週間の間で届いたので、「思っていたよりも早い!」と喜んだことを覚えています。

これは余談、、ですが、もし「Nike By You(旧Nike iD)を店舗で相談に乗ってもらいながら注文してみたい」という人は、「時間のある日に事前予約の上、体験する」のがベストです!というのも、体験したことがある人はわかると思いますが、「このデザインにしよう」と決めるのに結構時間がかかるためです(笑)特に初めての人は「これもいいな、あれもいいな、あ、スタッフの人のデザインもいいな・・・」と目移りしてしまうので(笑)

<詳細>
・価格帯:約10,000〜40,000円
・納期:3〜5週間
・注文方法:直営店、またはオンラインより
・専用ブースのある店舗:吉祥寺、大阪、福岡店

公式HP
http://www.nike.com


White atelier by CONVERSE(ホワイト アトリエ バイ コンバース)

コンバースのホワイトスニーカーをベースに好きなプリントを組み合わせて自分だけの一足を注文できるサービスを提供する専門店です。

管理人からの一言

2015年のオープン後すぐに足を運んだ印象としては、まず白を基調とした店舗が素敵でした。ちょっとラボ感のある地下1階のカスタマイズスペースへ降りていくと、実際にシューズにプリント施されていく過程が見ることができるので、その目新しい体験にワクワクしたのを覚えています。

<詳細>
価格帯:7,000円〜16,000円
・納期:当日であれば約2時間後受け取り・18時以降であれば翌日受け取り、または送料別で配送
・注文方法:店舗注文

公式HP
http://whiteatelier-by-converse.jp

アシックス io-SYSTEM

アシックスのシューズを好きな色・素材に組み合わせて自分だけの一足を注文できるサービスです。

管理人からの一言

どちらかというとファッション向けのスニーカーではなく本格的なマラソン向けのシューズのラインナップですが、「アシックスもこんなのあるのか〜!」と見つけ、これは国内で注文できる数少ないカスタマイズサービスだな、、、と思いましたので、合わせて紹介したいと思います。

アシックス直営店であればどの店舗でも展開していて、ラインナップはレーシングタイプ(フルマラソン向け)が対象です。

ラインナップのイメージとしては、本格的にフルマラソンをしている人向けと考えるのがいいと思います(笑)ただ実際に調べてみて驚いたのが、本格的に足のサイズを計測するところです。

店舗では専用の3次元足形測定器を用いて、足を精密に計測し、足の長さ、足の幅、アーチの高さを計測してくれます。さらに計測はそれで終わらず、ちょっとの時間ランニングをし、足に合うクッションを調べるためにかかとの傾きまで調べてくれます。

こうやって計測された足型のデータを用いて、自分だけの一足を注文していくので、「足のサイズを測る」という点において、本格的なサービスだと思いました。

フルオーダーではないので、完璧に足幅にフィットというわけにはいかないそうですが、左右の足で0.5cm刻みでサイズを変えて注文することも可能です。

フルマラソンをしている人で、大会向けに自分だけの一足が欲しい、という人はおすすめだと思います。

あと、公式HPではしっかりと情報が更新されていないので、興味が湧いた方は直営店へ確認するのをおすすめします。

<詳細>
・価格帯:20,000円〜
・所要時間:30分〜1時間(足の計測に約15分〜20分)
・納期:約4週間〜5週間
・注文方法:アシックスストア直営店

公式HP
http://www.asics.com/jp

ニューバランス NB1

ニューバランスが2017年夏からスタートしたカスタマイズシューズサービスです。

管理人からの一言

Made in U.S.A.の「998」「574」「990v3」の3つのモデルの中からモデルを選び、デザインや色、素材を選択してオリジナルのニューバランスを注文できます。人気は「998」で、スマートなデザインに惹かれて選ぶ人が多いみたいです。

シューズはニューバランスの工場がある米国・メイン州、マサチューセッツ州で製造されるため、一足一足へのこだわりが感じられますね。

<詳細>
価格帯:26,000円~33,000円(税抜)
・納期:約4~6週間
・注文方法:直営店、またはオンラインより

公式HP
http://shop.newbalance.jp


オニツカタイガー NIPPON MADE カスタムオーダー

オニツカタイガーが2018年にスタートしたブランド初となるカスタムオーダーサービスです。

管理人からの一言

「MEXICO 66 DELUXE」モデルのみ対象で、メンズとウィメンズの両方展開しています。

スタッフの方に聞くと、「上質な皮を使用しているので、普段からオニツカタイガーを履いている方でも若干、フィット感が違うように感じる可能性があります。なので、店舗でしっかりと試し履きをしてオーダーしてもらう流れになっています」とのこと。

<詳細>
・対象店舗:オニツカタイガー表参道店
・価格帯:40,000円(税抜)〜
・納期:約6~7週間
・注文方法:直営店にて注文(表参道店のみ)

公式HP
https://www.onitsukatigermagazine.com/store/

スニーカーのカスタムに特化した専門店5選

スニーカーの修理、リメイク、ペイントなどを提供する「専門店」をまとめました。更新時点で紹介するお店の拠点は、東京と大阪中心になりますが、新しいお店を見つけたら随時更新していきます!(設立順に紹介します)

STuREET(スチュリート)

2006年より、スニーカーをはじめファッションアイテムのカスタムを行うアーティストとして活動されるRitaさんが手がけるブランドです。

管理人からの一言

今回、カスタムスニーカーを調べていく中で、初めて知りました。国内最大級のプレスリリース配信サイト「PR TIMES」を通じて知りましたが、情報発信が2020年3月からのため、まだまだ情報がない状態です。まずはご紹介のみとし、これから詳しく調べていきたいと思います。

公式HP
https://customshoes.thebase.in/

RECOUTURE(リクチュール)渋谷店

2019年2月に移転オープンした、スニーカーカスタム専門店です。

管理人からの一言

2013年4月に前身となる靴修理の専門店「国分寺シューズ」をオープンしてから、2019年に青山へ移転するまでのストーリーに夢を感じました。

かんたんに解説すると、2015年にコンバースとブーツメーカー「DANNER」を組み合わせたカスタムスニーカーをインスタに投稿後、注文が入ったことからカスタムスニーカーを手がけるようになり、今では海外からも注文が入っているそうです。まだ行ったことがないので、実際に足を運んでみようと思います!

公式HP
https://store.recouture.online/

アトランダム(高円寺)

2019年6月、高円寺にオープンしたスニーカーのクリーニングとペイントに特化した専門店です。

管理人からの一言

立ち上げの背景は、「革靴の磨きやクリーニング店はあるのに、なんでスニーカーのクリーニング店はないの?」というお客さんからの声だったそうです。言われてみればたしかに!と思い、目から鱗でした。ここもまだ行ったことがないので、実際に足を運んでみようと思います!

公式HP
https://sneaker-at-random.com/

HACTION!(ハクション)

2019年7月からスタートした、カスタムスニーカー専門店です。神戸を拠点に本社ショールームがあり、大阪、東京の百貨店を中心にポップアップストアを出しています。

管理人からの一言

比較的新しいお店ですが、大阪・高島屋、東京・西武池袋本店などでポップアップストアをしているのを見ると、積極的に体験してもらおうとしているのかな?と思います。池袋なら行きやすいので、ポップアップストアがあれば体験してみたいです。

公式HP
https://www.haction.jp/

ReSTOCK(リストック)渋谷パルコ店

2019年11月、渋谷パルコにオープンしたカスタム、リメイク、修理を中心としたトータルケアショップです。

管理人からの一言

渋谷パルコがリニューアルオープン後、ちらっと見かけたことがありました。詳しく調べて見ると、衣料品・シューズ・バッグ・時計などのファッションアイテムのお直し、「iPhone」の液晶交換やバッテリー交換も対応しているそうで、いわゆる困った時の駆け込み寺では?と思いました。今度、サクッと行ってみようと思います!

公式HP
https://www.restock-web.com/

ECサイトでオリジナルのスニーカーが作れるサービス1選

ladeco(ラデコ)

2021年4月にリリースされた、オリジナルグッズを1個から注文できるショッピングサイトです。

管理人からの一言

2021年に「新しくカスタムスニーカーを提供しているサービスや専門店はないかな…」と調べる中で見つけた新しいショッピングサイトです。実際に中の人へお話を聞きましたが、プリントが綺麗に仕上がるように海外の工場を探し、一足一足、オリジナルデザインのスニーカーを注文できるシステムを構築したようです。

サービスとしてはこれからかなと思いますが、カスタマイズスニーカーのサービスも対応できるところが限られているので、未来へのエールの気持ちを込めてご紹介します。

公式HP
https://bit.ly/3s3kqLv

あとがき

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

ご紹介したお店の中から、良さそうなお店は見つかりましたでしょうか?カスタムスニーカーって意外と安いんだな、と感じていただけたのではないでしょうか。

お店は知れたけど、かっこいい一足が作れるか自信がない?大丈夫です、僕も最初はそうでした(笑)とにかく、一度試してみることが大切だと思ってます。

記事を読んでいただいて、好きなお店が見つかっていなければ僕の努力不足ですが、もしあなたが「あ、ここ良さそう」と思うお店が一つであれば、ぜひ店舗へ足を運んでみてください。

きっと、今まで知らなかった情報や体験が得られると思います。

そして、価格を問わず、自分の理想とする一足を注文し、実際に届いたものを履いてみて感じる喜びは、他では得られない体験になると思います。

あなたが理想の一足と出会えますように。

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